さてさて
先日の箕獅子が
あまりにかわいらしかったので
続報!です
先日… ⇒ http://hamasanguu.seesaa.net/article/78701058.html
(この記事の直下ですわ)
(これは箱から出したばかりの
一年前の箕獅子 橙が傷んで目が黒いでしょ)
箕獅子は花房志摩守ゆかりの獅子
「花房」にちなんで藤蔓を使ってます
お口のふちが藤蔓です
鼻はひょうたん、それに梅花を挿し
目は橙
耳と舌は杓子
藤蔓と竹でできた箕を二つ合わせて
「二見」を表しています
胴体の裾には二見のシンボルが描かれています
ちょっと見にくいですが
これです!
(ん こんなところに夫婦岩シリーズ、か?)
夫婦岩
(ちなみに西コミセンにて展示中)
そして制作工程約2時間の
この橙の目
オレンジがはいると
俄然箕獅子が生き生きとするのです
箕獅子には10種の舞があります
その囃子詞ときたら
なんともいろっぽい?
初穂の舞 見直しの舞 遺徳感謝の舞 などなど
NHKに出場するとき
「言うてはダメ」 と念押しされたそうな
箕獅子舞には
舞手 口取 塩振り 扇手 扇馬 太鼓 銭箱の
役がついています
扇手のつけた童面
お供えはスルメに昆布、
銀杏、みかんなどなど
海の幸 山の幸が盛り盛りです
志摩守の供養碑です
大きな幅広い口を開け閉めするのは
相当 腕に力のある人でないと
つとまりません
たてがみはふさふさの弊
かわいすぎる…
この供え棚
格式高そう、なのですが
大正十八年って 存在しましたっけ
2008年01月17日
2008年01月15日
二見・西地区の箕獅子
1月13日 本日は西の初会です
15歳になった子たちの
大人の仲間入りの儀式なのです
西コミュニティーセンターに
集合して準備はじまり
今日の目玉は
なんといっても
箕獅子お披露目!です
準備はここからはじまります
西でとれた橙
箕獅子の目になるのです
橙を手でもんでもんで
やわらかくします
この作業 1〜2時間
そして橙手術のはじまりです
へたを切り取り
小さな穴から中身を刳り貫きます
全部取り出し
ここから慎重に慎重に
半分に折りこみます
ひびが入ると一からやりなおし
責任重大です
今日は2個とも成功
黒い目玉をくっつけて
箕獅子にセット!
鼻はひょうたん
その上に梅の三つ又の枝
これも西でとってきました
口を開けた獅子の舌は
杓子です
箕を二つ合わせて頭の輪郭に
農民の手作りとはいえ
身近なものを工夫して使い
とっても愛くるしい
考案者に拍手っ
こちらはお外で注連縄部隊
ベテランおじいちゃんが
よりより、です
大きな御頭の口を上下に開けて舞う獅子のそばに
扇ぎ手がいたようです
その子がかぶったのが
この童面
年季ものです
箕獅子の準備が整い
みなでお参りに
まずは地元の松陰神社へ
そして花房志摩守の供養碑前に
ここでは御頭の中にはいって
区長さんのアタマにガブリ
舞手は先舞、後舞の2人
西区の青年団「西隆会」の
メンバーがつとめてました
西コミュニティーセンターに戻って
あとは夕方の初会を待ちます
箕獅子舞は
平成13年をさいごに
今はお休み中
ぜひぜひ復活してほしいですね
-----------------------------------------------------------------
箕獅子は、上記のように
場所柄、北畠氏や九鬼氏鳥羽藩に略取され続けた
二見郷の神領復帰悲願の恩人、山田奉行所の
花房志摩守を偲んで始められました
手元にある二見町史によると…
15歳になった子たちの
大人の仲間入りの儀式なのです
西コミュニティーセンターに
集合して準備はじまり
今日の目玉は
なんといっても
箕獅子お披露目!です
ときは徳川三代将軍家光のころ
もともと神領だった二見を北畠氏
つづいて鳥羽藩九鬼氏が押領しました
年貢に苦しむ二見を救ってくれたのが
当時の山田奉行花房志摩守(はなふさ しまのかみ)
寛永10年(1633)
鳥羽藩主が国替えになったのを機に
志摩守の尽力で神領復帰がかなったのです
寛永18年(1641)
江戸に帰った志摩守病死の報を聞き
供養碑を建てました
この碑の前で舞ったのが
手づくりの箕獅子です
準備はここからはじまります
西でとれた橙
箕獅子の目になるのです
橙を手でもんでもんで
やわらかくします
この作業 1〜2時間
そして橙手術のはじまりです
へたを切り取り
小さな穴から中身を刳り貫きます
全部取り出し
ここから慎重に慎重に
半分に折りこみます
ひびが入ると一からやりなおし
責任重大です
今日は2個とも成功
黒い目玉をくっつけて
箕獅子にセット!
鼻はひょうたん
その上に梅の三つ又の枝
これも西でとってきました
口を開けた獅子の舌は
杓子です
箕を二つ合わせて頭の輪郭に
農民の手作りとはいえ
身近なものを工夫して使い
とっても愛くるしい
考案者に拍手っ
こちらはお外で注連縄部隊
ベテランおじいちゃんが
よりより、です
大きな御頭の口を上下に開けて舞う獅子のそばに
扇ぎ手がいたようです
その子がかぶったのが
この童面
年季ものです
箕獅子の準備が整い
みなでお参りに
まずは地元の松陰神社へ
そして花房志摩守の供養碑前に
ここでは御頭の中にはいって
区長さんのアタマにガブリ
舞手は先舞、後舞の2人
西区の青年団「西隆会」の
メンバーがつとめてました
西コミュニティーセンターに戻って
あとは夕方の初会を待ちます
箕獅子舞は
平成13年をさいごに
今はお休み中
ぜひぜひ復活してほしいですね
-----------------------------------------------------------------
箕獅子は、上記のように
場所柄、北畠氏や九鬼氏鳥羽藩に略取され続けた
二見郷の神領復帰悲願の恩人、山田奉行所の
花房志摩守を偲んで始められました
手元にある二見町史によると…
箕獅子はその頭を「花房」にちなんで藤蔓を使って作る。まず、藤蔓と竹で箕(み)を二合作り、(二つの箕で)「二見」を意味する。
(箕はこんなものです⇒箕の画像検索結果)
これに赤布をかぶせて頭の輪郭ができるが、鼻にひょうたん、これに梅花を挿し、目は橙、耳と舌は杓子をつけ、たてがみに、幣(しで)とじゃのひげをつけて出来上がる。
2008年01月09日
1月6日:松下の山の神
こちら松下社
松下社の入り口には
山の神さまを祀っています
材木業の多い地区ならではです
昔から山の仕事に従事する人が
たくさんいたんですね
お昼に近くなった頃
数人集まってせっせ
かまど?の準備
以前は1月7日に行っていた
山の神の神事
日にちこそ変われど
今も正月の最後の日曜に
やっているのです
朝8時半に集合し
みなさんで山へ
このお供えの棚を
作ってたそうで
これはうつぎの木
33本を縄でしばり
4本の木で支えにします
なますも男の人の手料理!
んでもって かまど班
ぐつぐつお米を焚いとります
担当はつばきの葉を
口にくわえて
こげないように
ぐつぐつぐつ
うまく炊けました
なますと一緒に
88ある皿に
盛り付けます
そして
紋付袴に着替えて
神事のはじまりー
驚いたことに
お供えの前にある
鉛筆のようにとがった
うつぎで皿を順番に
割っていきます
無事に?7つ全部
割れた今年の山の神
終了です
なんでだろ…
とにかく
これが毎年
繰り返されているのですね
松下社の入り口には
山の神さまを祀っています
材木業の多い地区ならではです
昔から山の仕事に従事する人が
たくさんいたんですね
お昼に近くなった頃
数人集まってせっせ
かまど?の準備
以前は1月7日に行っていた
山の神の神事
日にちこそ変われど
今も正月の最後の日曜に
やっているのです
朝8時半に集合し
みなさんで山へ
このお供えの棚を
作ってたそうで
これはうつぎの木
33本を縄でしばり
4本の木で支えにします
なますも男の人の手料理!
んでもって かまど班
ぐつぐつお米を焚いとります
担当はつばきの葉を
口にくわえて
こげないように
ぐつぐつぐつ
うまく炊けました
なますと一緒に
88ある皿に
盛り付けます
そして
紋付袴に着替えて
神事のはじまりー
驚いたことに
お供えの前にある
鉛筆のようにとがった
うつぎで皿を順番に
割っていきます
無事に?7つ全部
割れた今年の山の神
終了です
なんでだろ…
とにかく
これが毎年
繰り返されているのですね
2008年01月07日
1月6日:三津の氏神さま・稲生神社の新年祭
2008年01月03日
二見町内初詣…
五十鈴川沿いの二見姫宮神社
真っ赤な幟が4本
溝口、西、荘、山田原の
氏神さんです
ここは京都伏見稲荷社の御分神
元文年間に姫宮稲荷社として創祀
伊勢市内の稲荷講が
いくつか寒中見舞いに
訪れてるようです
絵馬は
新春干支バージョンに…
狐のお稲荷型
御饌の形は
なんと宝珠、
です
-----------------------------------------------------------------
続いて今一色の氏神さま
高城神社です
国旗掲揚に立派な門松
差し出された湯のみに
お神酒をたっぷり
ごちそうになり
(さすが漁師町?)
直会もいただいて
よき初詣りな
一日でした
あっ今日は書き初めの日 だ
-----------------------------------------------------------------
●二見姫宮神社の場所は、ここ!
●んで、高城神社は、ここ!
(mapfan へリンクしてます)
真っ赤な幟が4本
溝口、西、荘、山田原の
氏神さんです
ここは京都伏見稲荷社の御分神
元文年間に姫宮稲荷社として創祀
伊勢市内の稲荷講が
いくつか寒中見舞いに
訪れてるようです
絵馬は
新春干支バージョンに…
狐のお稲荷型
御饌の形は
なんと宝珠、
です
-----------------------------------------------------------------
続いて今一色の氏神さま
高城神社です
国旗掲揚に立派な門松
差し出された湯のみに
お神酒をたっぷり
ごちそうになり
(さすが漁師町?)
直会もいただいて
よき初詣りな
一日でした
あっ今日は書き初めの日 だ
-----------------------------------------------------------------
●二見姫宮神社の場所は、ここ!
●んで、高城神社は、ここ!
(mapfan へリンクしてます)
2008年01月01日
二見興玉神社・大祓式
注)
昨年2007年,これが最後の記事でした
管理人のミスで上げるのが遅くなりましたです
一部時間的にタイムアウツっ!な所があるけど
行く年を懐かしみつつ(?)お読みいただき
一部タイムアウツなところは
今年2008年の大晦日用として心に留め置きくだされば,幸いです
(えっ?観察隊Y@管理人
---------------------------------------------------------------
2007年の締めくくりは
大祓式です
神職さんと氏子さん
拝殿に集合
祝詞の後 なにやら
白い紙吹雪?!
この一年のお祓いです
大晦日の今日
なんだか町はせわしなく
正月準備と観光客であちこちにぎやか
そうそうお正月は
みなさま
日の出にご注意ください…
大祓式
大祓(おおはらえ)は、6月と12月の晦日(新暦では6月30日と12月31日)に行われる除災行事である。犯した罪や穢れを除き去るための祓えの行事で、6月の大祓を夏越の祓(なごしのはらえ)、12月の大祓を年越の祓(としこしのはらえ)という。6月の大祓は夏越神事、六月祓とも呼んでいる。なお、「夏越」は「名越」とも標記する。
2007年12月31日
12月31日:年末恒例・松下社の榊巻き
●松下社の榊巻き@去年の様子↓
http://hamasanguu.seesaa.net/article/30583757.html
-----------------------------------------------------------------
大晦日 風は強いけど
気持ちよい青空の晴れ
トコトコ松下社へ
道ばたで世間話のお二人ですが
縄より中です
熟練の技!
これなかなか難しいんですよね
↑これ藁をやわらかくする道具
年季はいってます
この縄は榊巻き神事の
榊止め用
松下社では境内14ヶ所に
祀られている榊の束に
毎年大晦日に
新しい榊を巻き付け
20年続けます
なんせ14ヶ所
少ない人数で
大変な作業です
これは社殿
一番大きく巻くところです
見栄えもよくせっせ せっせ
こっちは蘇民社
今日は途中からお二人に…
大木のそびえる境内は冷えるし
なんせ14ヶ所も
でも次から次に
巻き作業をすすめ
お昼までに終わりました
昼からは屋根の枯れ葉掃除
のようです
そうそう大晦日には
これが供えられてます
本殿と蘇民社の前に
海で採ってきた藻と砂です
-----------------------------------------------------------------
というわけで、平成19年、2007年もまもなく暮れていきます
本年も『浜参宮だより』お読みいただき
誠にありがとでした
また来年もよろしくですぅ〜
http://hamasanguu.seesaa.net/article/30583757.html
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大晦日 風は強いけど
気持ちよい青空の晴れ
トコトコ松下社へ
道ばたで世間話のお二人ですが
縄より中です
熟練の技!
これなかなか難しいんですよね
↑これ藁をやわらかくする道具
年季はいってます
この縄は榊巻き神事の
榊止め用
松下社では境内14ヶ所に
祀られている榊の束に
毎年大晦日に
新しい榊を巻き付け
20年続けます
なんせ14ヶ所
少ない人数で
大変な作業です
これは社殿
一番大きく巻くところです
見栄えもよくせっせ せっせ
こっちは蘇民社
今日は途中からお二人に…
大木のそびえる境内は冷えるし
なんせ14ヶ所も
でも次から次に
巻き作業をすすめ
お昼までに終わりました
昼からは屋根の枯れ葉掃除
のようです
そうそう大晦日には
これが供えられてます
本殿と蘇民社の前に
海で採ってきた藻と砂です
-----------------------------------------------------------------
というわけで、平成19年、2007年もまもなく暮れていきます
本年も『浜参宮だより』お読みいただき
誠にありがとでした
また来年もよろしくですぅ〜
by 観察隊@おいおい平成になってもう20年かよっ!
2007年12月17日
桃符頒布始祭
12月16日 はれ
松下社の桃符頒布始祭です
社殿ではせっせ準備中
この「御紋」立派!
参列の人に聞いたら
「地下(じげ)の印やのう」
松下地区のシンボルマークなのですね
真ん中は桃符の裏にも描かれている
「セーマン」と呼ばれる清明印
そのまわりは松、ですよね、これ
境内たくさん集まってきました
10時半 祭典はじまりです
昔、松下に住む蘇民将来の一家が
旅の途中のスサノオノミコトを
手厚くもてなしたところ
「家門に蘇民将来子孫と符に書き
吊り下げるよう」
と教えられ、その通りにすると
難を逃れた由来があります
今日は空気が冷たいうえに
境内は木に囲まれぶるぶる
木漏れ陽をさがしているうちに
とどこおりなく終了
お祓いを受けた桃符
昔は桃の木を使用したので
桃符といいますが今はヒノキ
ずっしり重い注連縄
ゆずりは、ひいらぎ、さかきと
うらじろがついてます
上の写真は右が太いタイプ
↑こっちは逆 左太
松下の人はみんなこっちだそうです
祭典終わってさっそく
社務所に並んどります
今日からお求めいただけます
蘇民将来の注連縄と桃符
今日は日曜日もあってか
観光で訪れた人もちらほら
旅の記念にこの風習を
買ってる方もお見えでした
これこれ本日の収穫
椎の実です
境内におーきな椎の木が
そびえてます
松の実の脂っこさを抜いた
美味しさと人から聞いて
食べたかったんですよね
松下社の桃符頒布始祭です
社殿ではせっせ準備中
この「御紋」立派!
参列の人に聞いたら
「地下(じげ)の印やのう」
松下地区のシンボルマークなのですね
真ん中は桃符の裏にも描かれている
「セーマン」と呼ばれる清明印
そのまわりは松、ですよね、これ
境内たくさん集まってきました
10時半 祭典はじまりです
昔、松下に住む蘇民将来の一家が
旅の途中のスサノオノミコトを
手厚くもてなしたところ
「家門に蘇民将来子孫と符に書き
吊り下げるよう」
と教えられ、その通りにすると
難を逃れた由来があります
今日は空気が冷たいうえに
境内は木に囲まれぶるぶる
木漏れ陽をさがしているうちに
とどこおりなく終了
お祓いを受けた桃符
昔は桃の木を使用したので
桃符といいますが今はヒノキ
ずっしり重い注連縄
ゆずりは、ひいらぎ、さかきと
うらじろがついてます
上の写真は右が太いタイプ
↑こっちは逆 左太
松下の人はみんなこっちだそうです
祭典終わってさっそく
社務所に並んどります
今日からお求めいただけます
蘇民将来の注連縄と桃符
今日は日曜日もあってか
観光で訪れた人もちらほら
旅の記念にこの風習を
買ってる方もお見えでした
これこれ本日の収穫
椎の実です
境内におーきな椎の木が
そびえてます
松の実の脂っこさを抜いた
美味しさと人から聞いて
食べたかったんですよね