2014年06月18日

潜島へ、神前普請

14日の土曜日
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舞台は潜島
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二見十景のひとつ

:・:・:・:

14日は神前普請(こうざきぶしん)
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旧暦6月1日に近い日に行われていますが
今年はちょいと早め、旧暦5月15日に近い日でした

なんせ大潮のときにしか
できない神前普請。。。

もともとは、この神前普請は
贄海神事とセットの行事

贄海神事は月次祭にお供えする
牡蠣や水松(みる)などを採取した神事
明治初年廃止

旧暦6月15日の贄海神事の前に
松下地区総出で潜島までの道普請をしていたのです

贄海神事が廃止され道普請はしてませんが
潜島の注連縄張りだけは続けられてます

松下の注連縄は浜で手よりの手づくり
8時過ぎ、藁を持って神前の浜に集まります
ギリギリセーフ・・・
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奉納する注連縄は2本
できあがったら腹ごしらえの中食
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あらめの酢の物と醤油で炊いたの、いただきました
(あっ、おにぎりも、頂戴しました、ごちそうさまです)
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小さい丸注連縄もここで作ります
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家族の人数分を用意

そろそろ干潮時間近付いて
いざ潜島へ向かいます
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岩場をぐんぐん
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辿り着いた潜島
まずは小さい丸注連縄を岩場へ供え
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御神酒をかけた注連縄をセット
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危険なんですよ、岩場に登って
ちょうどいい感じに2本をたらして
完了ぉ
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潜島といえども島でなく海食洞門

潜って向こうに見えるのは
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飛島

おつかれさまでしたー
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2014年03月28日

高城神社仮殿遷座祭

3月25日ちょいと曇りの夜7時
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今一色の高城神社はそわそわざわざわ
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平成26年10月、新しいお宮となる前に
神様に仮殿へとお移りいただく遷座祭
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予行練習もばっちりすませて
いよいよ本番なのです

太鼓の音で祭典はじまり
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榊でお祓い、御扉開扉
宮司の祝詞奏上と続き
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いよいよ御本殿から
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御神宝と御神体のお出ましです

召立(めしたて)として役割分担が紹介されると
襷掛けをした今一色の役員たちが
次々と御楯、御弓、御太刀、御鉾・・・を
手に、列をつくります
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そして絹垣、いよいよ御神体
と、その時!

吹きましたねぇ〜、風が!!!

見学に訪れていたおばあちゃんたちも
なんやん、なんやんと顔を見あわせ
驚きと不安の声

頭上から葉っぱや木の実が落ちてきて
一瞬雨かと、でもすぐおさまりました

風が吹いた、というより風が通った、感じ
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その直後、境内の灯りは消され、提灯のみ
暗闇の中、静かに厳かに御列が仮殿へと進みます
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白い絹垣に囲まれ、御神体はゆっくりと

無事に社務所内の仮殿へ
御神宝もおさめて、はじめての献饌
そして遷座の祝詞奏上
玉串を奉りて拝礼

10月25日に、新しいお宮へ遷るまで
しばらく仮住まいです

高城神社は明治42年、二見神社に合祀
昭和29年分離復帰しています

御祭神は外宮度会氏の祖の
大若子命(おおわくごのみこと)
ほか
菅原道眞
大山祇神
罔象女神(みづはのめのかみ)
不詳一座
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2013年09月10日

西の地蔵講

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瓦屋根の旧地下です 西村(二見町西)です

平成25年のスケジュール
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庚申さんの日です

庚申とは庚(かのえ)申(さる)の日を意味し、
この夜に人の体の中にいる三尸の虫が、
寝ている間に体から脱け出し、
天帝にその人の行った悪行を告げ口に行く

寿命を司る神・天帝は悪いことをした人に
罰として寿命を縮める
ところが三尸の虫は、人間が寝ている間にしか
体から脱け出ることができないので、
庚申の日は徹夜をする、これが庚申待ち
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西では庚申の日のほかに
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観音さん、地蔵さんの日には
おばあちゃんたちが集まっておつとめ

地蔵講と呼ばれています

多いときは30人ぐらいいたそうですが
今では13人
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それでもみなさん欠かすことなく
月に2回と庚申さんの日には
旧地下かコミセンに集合

般若心経、庚申さん、子安さん、お地下さん…
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昔は昼も夜も
お米集めて食事も一緒にしてたそうですが
今は簡略化されて昼ご飯食べてここに来て
1時間ほど そのあとはおしゃべりタイム
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地蔵講キットはブルボンとかあられの
カンカンに入れて
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手書きのお経は先輩のを写させてもらったんだって
何代にも渡って受け継がれています
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*・*・*・*

かつてはここにありました
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日待供養塔や彩色の庚申塔が並ぶ道
この道を隔てた南に籠り堂があって
おつとめしていたそうです
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2013年08月27日

三津の会式の日曜日

日曜日は
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稲生神社のお祭り
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三津の氏神さんです

天保三年(1683)の書物に名の出てくる
歴史の古い神さんです

祭神は宇賀之御塊大神・大山祗大神・応神天皇

明治42年の神社合祀で、いったん二見神社に遷るものの
昭和23年に分離、いまの場所に戻ってきました

朝からはお神輿
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今日はエンヤでなく、ワッショイワッショイ

晩には夜店のお楽しみ〜
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ずいぶん色褪せたお白石チラシ
会式とともに
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2013年07月08日

潜島の注連縄張り

旧暦6月1日は新暦でいう7月8日
その前日7月7日の七夕に
神前の浜の潜島にて注連縄張りがありました
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軽トラ集合〜

しかし今年は大遅刻・・・
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潜島に辿り付いた頃
松下のみなさん帰るとこ
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ここは大潮の干潮時にしか
やってこれないんです
波が退くとゴツゴツ岩場が現れます

朝の8時過ぎに藁を持ちより浜に集まり
手縒りで注連縄づくり
直会のあと二見の端っこの潜島まで
やってきて取り付けます
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おつかれさまでしたー

潜島は島にあらず 陸続きの海食洞門
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くぐってみました
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この沖は昔から
伊勢の神前、国崎の鎧、波切大王なけりゃよい
と歌われたほどの海の難所

岩場には茅の輪
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年に一度の注連縄張り
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家内安全をお祈りします


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2013年02月28日

火渡り@太江寺

旧暦1月18日 初観音
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鳥羽帰りに走ってると
江の山から煙がモクモク

!!!っっっ

本日は太江寺にて火渡り
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いかつい行者さん

柴灯護摩の残り火の上
般若心経を唱え歩きます
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邪霊をつきとめ治病、除災
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こんな健康そうな?ちびっこまで

そして、本日は
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ありがたいご開帳です

江戸中期の木造千手観音坐像
国指定重要文化財

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2013年01月22日

大般若会

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16日のことです
松下の禅棟寺にて大般若会

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大般若会は600巻ある大般若経を
パラパラと心の目で流し読み=転読
します
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これ、文化財です(県文)

道円という僧が夢により発願
精進をかさね一人で全巻書写したもの

第一巻が長徳三年正月朔二日始八日書了(997)
第六百巻が長保元年六月廿三日申時書了(999)

2年半で600巻を完成させてます
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600巻のうち200巻を保存
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紙本墨書 折帖装 黄楮紙に少し崩れた楷書体

二見で大般若会やってるのは松下だけです
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2013年01月10日

松下の山の神

日曜日、6日のこと
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ツバキの葉っぱ、回収中
植物観察じゃありません

松下の山の神です
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お供え物を準備中 お米をコトコト
しゃべったら駄目なので
ツバキの葉っぱくわえてます

これは卯木
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お供えの台も手づくり

さきほど炊いたごはんと
大根人参のなますをツバキの葉っぱに
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少し前までかわらけのお皿でしたが
ツバキの葉っぱに戻したそう

この葉っぱ縁起良く末広がりの88枚

榊巻きが真緑の山の神
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準備整いました
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御神酒でお清め

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素襖烏帽子の7人が順番に
かわらけを卯木で叩いていきます
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なかなか割れないんですよね

7つ割ったら、終了・・・

なんで7人かっていいますと
昔、松下は組が7つだったそう
今は12組

中世古さんが教えてくれました
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(右端)

みんなが見てるのは
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樹齢2000年の大楠


かつては松下の山に生える松茸で
このお祭りの費用も賄えたとか

posted by 浜参宮観察隊 at 04:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 二見の話題> 地元の小さなお祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月10日

姫宮さん

土曜日の晩
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えらくにぎやかねーと
思ったら、姫宮さんだった!
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姫宮さんといえば二見神社のお祭りのこと
二見神社は、溝口・山田原・西・荘の氏神さん

ちびっ子のかえる音頭
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最近になるまで日は固定で(9月11日)
この日、溝口っ子は昼から帰って
祭りの道中踊りなんぞをしてたから
2学期の始業式早々うらやましかったのよねー
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昔は力自慢に相撲をとったり、
夜明け前まで盆踊りだったそうな

posted by 浜参宮観察隊 at 06:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 二見の話題> 地元の小さなお祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月28日

三津の会式

青空の日曜
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ワッショイの声が三津中に響きます
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今日は会式、氏神稲生神社のお祭りです
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JR二見浦駅の真裏、山裾にひっそり

稲生神社の歴史は古く、
およそ420年前の書物に登場

寛延四辛未年(1751)、三津村祢宜の家田端大郎大夫が
二見郷中の神祭について古帳を整理し、
書き改めたものの写しがあります

古帳は「郷中入用次第覚」(神宮文庫蔵)なる一冊で、
天和三年(1683)九月八日、
三津村祢宜である家古葉彦太郎の起筆によるもの

祭日月日、お供え物、方法、什器等詳しく各神社毎に書かれ、
いかに神事が丁重、厳粛に斎行されていたかがわかります

お神輿かついで町内一周
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祭り男=小4
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祭り仕様の軽トラには
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太鼓係


稲生神社は明治42年、姫宮稲荷神社に合祀され
溝口地区の二見神社となりましたが、昭和23年分離
東山稲荷境内に祀られ、また地区に戻りました

祭神は宇賀之御塊大神・大山祗大神・応神天皇


おばあちゃんは
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福引きに♪


posted by 浜参宮観察隊 at 06:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 二見の話題> 地元の小さなお祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする