2010年03月18日

興玉神石

春です

冬から春にかけては一年のうちで一番
干潮時の潮位が下がるといわれてます

そんな昨日17日は、大潮

大潮干潮時の、夫婦岩です

P3174459.jpg

よく引いてますね

さて、この時期、夫婦岩の沖に沈んでいるという
興玉神石が見られることをご存知でしょうか?

ちょうど夫婦岩の真ん中に
先ほどの写真、ちょっと拡大…

P3174469.jpg

…あまり拡大できてませんね
あまりよく分かりませんね

さらに拡大!ドンっ!

P3174462.jpg
(クリックして拡大してね)

奥にちょっと黒い影が見えませんか?
これが、興玉神石(の一部)です

興玉神石は夫婦岩の沖あい数百メートルにある巨大な岩で
江戸末期の安政元年(1854年)に起こった地震のため
完全に海中に没したといわれます

古来からこの岩は猿田彦神の依代とされ
興玉(おきたま)という奇妙な名も
『沖魂』に由来すると言われていています

その大きさは東西二町、南北一町、周囲八町…
一町が約109mですので周囲900メートル近くありますね

ちょっとしたグランド並みですね

夫婦岩から奥へ行ったところ…

P3174448.jpg

赤い橋を渡ったところにあるテナントが並ぶ広場から
興玉神石の黒い影がさらによく見えます

P3174452.jpg

ね、何かあるでしょ?

2009年06月25日

夏至祭/二見興玉神社

6月21日(日)
時刻は午前3時30分

二見興玉神社の拝殿内は
人と熱気でいっぱいです

 たくさんのひと


そう
今日は興玉さんの夏至祭です

 おぉ今日は夏至祭


あいにく今年も雨模様でしたが
みなさん気合い十分です!

 でも雨なんです


富士山を抱いた日の出は…

明らかにムリですが
禊神事は粛々とすすんでいきます

 朝日も富士山も…


時刻は日の出のころ
やはり拝むことは出来ませんでした

 (ムリどころか
 (雨が降っていました…

 何にも見えませんけど、禊は粛々と


海からあがって
再度の船漕ぎ

 海から上がって船漕ぎ


行の終り
最後の気を練ります

 気を練るんです


来年こそ
日の出がみえるといいなぁ!

 来年こそ朝日を!

2008年06月23日

夏至/興玉神社夏至祭

一年で最も昼の時間が長くなる日

夫婦岩の間から昇る朝日を拝み
夏至祭が行われます

しかし・・・梅雨真っ最中、
でもあります

あいにくの雨


夏至祭♪

でも集まった禊の人で
あふれる境内


日の出とともに海へ

日の出時刻に合わせ
みなさん海へ

いざ海へ!



祈ります…

かなり明るくなってきました
雲の向こうの太陽に祈りを
ささげます

鉢巻締めて…

残念ながら太陽は本日
姿を見せませんでしたが
まだあとしばらく
夫婦岩と日の出の
シャッターチャンスは続きます

おきたまはちまき


晴れの日を狙ってみましょう!

2007年12月20日

御朱印帳・興玉神社

こないだお送りした神宮の御朱印帳

こないだ ⇒ http://hamasanguu.seesaa.net/article/70832455.html
(『神宮・御朱印帳』の巻)

そのとき一部で話題?
になってた興玉神社の御朱印帳…

↓これです、これ↓

おきたまさんの御朱印帳!

入手致しました

朱がきれいでしょ。
ただの紙表紙じゃなく、織物っぽくなってます

表は夫婦岩と日の出
夫婦岩の間には
なんと富士山も見えております

富士山が!

芸が細かいっ!!

そして裏表紙にはかわいいカエルさん

裏表紙にはカエルさん

さてさて中身は・・・
3種類の朱印がおされます!!
賑やかですねえ

3種類の朱印です

あ、写真ないですが
境内社・龍宮社でも朱印してますよ〜

2006年11月11日

二見興玉神社…、昔は?

二見興玉神社
興玉さんの創建は明治43年。江にあった太江寺の興玉神と茶屋の氏神を合祀して出来た神社で、意外に新しいんです。


二見十景・一/夫婦岩より
http://hamasanguu.seesaa.net/article/25886938.html


そこで疑問です…


じゃあ、明治43年(1910年)以前の二見興玉神社は?


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そこに何も なかった、ようです


ここに一枚の絵があります

昔の興玉さん…


寛政9年(1797年)発行の参宮名所図会という
当時の、まあ観光ガイドに載っています


この絵を見ると、夫婦岩があるだけですな


神社も何もない…


なにやらみんなで盛り上がっているあたり…


今の興玉神社本殿がある辺りでしょうか?


まぁ正確には何もなかった…、わけではなく
小さな祠がありました


上の絵の左下…
まぁちょっと拡大しますわ

左下拡大〜!


なにやらあるのがお分かりで?


ちょっと書き込みいれてみます

書き込み付き


おそらく、間違いなく…
右の祠は今の天の岩屋


左の祠は、今の富士見橋、
蛙さんがいっぱいいるところでしょう


今の興玉さんでみるとこうなります

今はこんな感じ…


こちらは天の岩屋

天の岩屋


今度ぜひ、岩屋の中をのぞき込んでください
洞窟になってます


先ほどの参宮名所図会にも
穴ありて、昼も火をともせり』
と書いてあります


岩屋の中、今も明かりが点いてます


左の岩盤、蛙さんがいっぱいいるところは…


これですわ

蛙さんの岩盤


階段になっているのがわかりますか?
名所図会の絵も階段状になっています


この階段状の岩盤の上にあった祠は
三宮(しゃぐ、しゃぐし)神社といい
興玉神社の門前街
茶屋地区の氏神さんだったそうで


ちなみに上の写真の
左に写っている白い大柄の蛙さん
二十年ほど前まで手水場で水吹いていました


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さて、最初の昔の夫婦岩の絵
参道らしきものが見えませんが


当時は山(音無山)から
直接海へ降りていたみたいです


今の社務所の裏の山です

社務所裏山


この写真、拡大して山をよく見てくださいな


山に電柱が見えます


ここに昔、道があったそうです
二見のトンネルができるまでの…


そうそう、二見のトンネル(小さいほう)は
昭和24年にできてます
ほら・・・↓

二見のトンネル看板


実際、興玉さんの入り口堤防から
山を見てください

正面から山


鳥居のちょうど上
山が切れ込んでいるのがわかります


ここは切り通しになっていて
道があるらしいのです


…らしいのです、というのは
昔の地図では、ここに道があります
(うわっ、今手元にない!)


トンネルができるまでの
山越え道、だったそうで…

2006年08月25日

興玉神社のハマボウ

興玉神社の裏参道…
そう、一日神領民さんたちが通っていた竜宮浜からのあの参道
この裏参道にひっそりと?咲く「ハマボウ」の木があります

裏参堂のハマボウです


ハマボウとは・・


アオイ科、黄色い花で木槿に似ているため
「黄槿」の漢字が当てられています

アオイの葉っぱっぽいですな


和製ハイビスカスって感じ?

和製ハイビスカス?

う〜んハイビスカス


三重県内でも「ハマボウの群生地」なる所が数カ所あります
この7月中旬〜8月中旬が見頃だとか


この興玉神社の「ハマボウ」にはちょっとした歴史があるんです


まぁ聞いて下さいな


今では3メートル近くにまで成長したハマボウさん
約20年前に県内のあるお方から奉納されました


このお方は太平洋戦争に従軍され
一緒に戦った戦友たちのために
慰霊の意味を込めてハマボウの鉢植を育て
あちこちに配っておいでだそうです


ハマボウって川など水が流れる所にも咲く花?だから
川を伝って海へと流れる


そうすることで海で撃沈された戦友たちの慰めになれば…
という想いがあるんだとか


それがなんでまた興玉さんに??


これがまたいい話があるんです


このお方、戦地で「九死に一生」を得て帰ってこられました


中国大陸方面にて攻撃中、鉄帽に銃撃を受け倒れました
周囲が戦死を確信したにもかかわらず
本人さんは数分後に目を覚ましましたとか…


なぜに??


弾丸は星章の下で止まり
鉄帽覆の中に止まっていたとのこと


その星章の裏にはなんと!!
興玉さんの『無事カエル御守』が入っていたそうな


星章
旧日本陸軍の軍用ヘルメットは布製のカバーで覆われてそのカバーの上、ヘルメットの前頭部に星のマークが縫い付けられていたそうです


陶器製で2センチくらいものだったとか


この興玉さんの御守カエル
『無事カエル』ように祈願して頂いたものだったそう


こうして興玉さんに強い御加護を感じ
ハマボウさんの奉納に繋がったのです


近年では、ハマボウさんが育ち始める春
そう5月の大注連縄張神事の際に
鉢植を興玉さんに奉納し
参拝者に配ってもらっているそうです


二見から旅立ったハマボウさん
今年も全国のあちこちで花を咲かせているのでしょうか??
 

ちなみに・・・神社のハマボウさん
また蕾はあるみたいだからも少し咲くみたい??


ちょっと旬が過ぎた小ネタとなりました…

2006年05月27日

興玉神社さん、その2

浜参宮の会場
興玉神社さん



こんな浜参宮特別限定バージョン
赤・青2色のお守り売ってます

浜参宮特別限定お守り




そして話題のアマモ!?無垢塩草

無垢塩草

話題!(?)→http://hamasanguu.seesaa.net/article/18397405.html




そしてそして
浜参宮記念特別朱印 じゃーん
なんてのもあったりします

浜参宮記念特別朱印



木札です
一日神領民さん特製です


「御木曳」アジのある刻印

一日神領民さん特製木札



そして裏側には
「第六二回神宮式年遷宮」と「伊」

一日神領民さん特製木札



「伊」っ?


「い」っ?
 

そういや見ました見ました、この字!
外宮さんの駐車場で、です
これです


「伊」っ?@


「伊」っ?A


「伊」っ?B


どうやら集合場所とかそうゆうのに
使い分けてるみたいです
「伊」と「勢」と「神」と「宮」


それに聞いたところによると
札の上の「玉」
この数によって
綱を曳く場所が
決められているのだとか


ぶっつけ本番の
一日神領民御木曳


なかなか細やかで粋なはからいが
なされておるので
ありました


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まぁ、こういうことです↓

一日神領民並び


奉曳車に向かって左綱外側が「伊」,内側が「勢」

向かって右綱内側が「神」,外側が「宮」

の文字の入った木札を下げた人がつきます。


木札についている…

玉が一つの人は綱先班
玉二つは綱中前方班
玉三つが綱中後方班
玉四つが綱元班…


つまり…


上の写真の木札は「伊」の二つ玉。


なので、これを提げる人は、
奉曳車に向かって左側の綱の、
外側、綱中前方班に組み込まれるわけですな。


まぁ多いときは1000人近くの
一日神領民さんが一つの法曳車を曳くので…


木札は、


つまり…、


 




迷子防止ですな。






(えぇっ?)


ちなみにこの班単位で一日神領民さんは
参拝もいかれます。


(やっぱり迷子防止じゃん…)



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時間も限られてる団体行動
もてなしのみなさんも
ごくろうさまでございます

よっ!もてなし班!



これは浜の案内図
会場内が一目瞭然
そしてスピーカーからは
木遣りの唄声が流れております

浜の案内図

海を眺めて潮風受けて
浜参宮時間をお過ごしください



浜参宮参拝の証,
浜参宮木札!

浜参宮木札

お木曳きの時には忘れず,
胸にかけておきましょう


こんな感じの,浜参宮な二見興玉神社です。


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ついでに…


話題沸騰中の夫婦岩女岩さんですー


話題沸騰中の夫婦岩女岩さん


話題沸騰中!→http://hamasanguu.seesaa.net/article/18022758.html


(話題沸騰中って,アンタ…)

2006年05月17日

興玉さん…

さてさて,
おそばせながら
浜参宮の舞台
二見興玉神社の紹介です。


『ふたみおきたまじんじゃ』と読みます。
地元はもっぱら『おきたまさん』
といっております・・・


興玉さんのカエル


興玉さんのマスコット
カエルくんは至る所に


車のお祓い中
はじめて見たよ
境内まで乗り入れてるの


興玉神社・車のお祓い


大人気!の恋みくじ
願え大吉!恋愛成就!


大人気!の恋みくじ


興玉神社のシンボル
夫婦岩です


夫婦岩


拝殿に参るときの
参拝作法を学びましょ


参拝作法


英語つきです。


バイリンガルです…


worshipです


warshipだと戦艦になります…


(すいません…)