陸と川の2団です。
京町奉曳団と古市奉曳団。
(共に3月19日に浜参宮にお越し)
ご存知のように
陸のザイは和紙,川のザイは木(柳の薄削)。
京町奉曳団・木遣り団
古市奉曳団・木遣り団
いやいやいや〜
前から陸の法被が
かっこええ!と思うとりました。
なんだか,ハーフコート丈が多い。
それに比べて私(ウチの団)の法被は
腰まで丈。
長いのがいいなぁ…
と思ってました。
でも,川曳きであるウチの団,
よく考えたらハーフコート丈の法被だと
川の中では歩けないじゃないか!
という結論を得ました。
増水した五十鈴川を曳いた
役木の時,腰丈の法被でも
へぇこら言いました。
そういや川曳きの古市も
みんな腰丈。
その他の川曳きも腰丈。
川ン中歩きやすいように
なんですな。
多分。
濡れることが前提の川のはっぴ
濡れないことが前提の陸のはっぴ
この,法被の形
ザイの形とともに
川と陸の大きな違い
なんでしょうな。
2006年04月26日
2006年04月14日
各木遣り団:その1
4月9日
今日はいいお天気。浜では風ビュービューでしたが。
木遣り唄が吸い込まれるようなお空でした。
駅前でにぎやかに、木遣り披露の吹上町。
女性木遣りの声が響く生涯学習センター(旧二見バスセンター)前の曽祢町
曽根町の一人木遣りです。
かっこええ〜
旅館街を行く港町の神社、辰組木遣りも元気いっぱい。
外宮の摂社である御饗神社が神社の氏神さん
別名「辰神さん」
なるほど,だから辰組なのね。
ちなみに
社の中には「辰の井」という井戸があり,
一月初辰の日に水を分けてもらって
家の周囲にまくと火災よけになるんだそうで。
浜風ぴゅーの興玉さん前
元気な楠部木遣り
興玉さん拝殿で木遣り奉納です,八日市場
浜参宮の後…
休憩する旅館では
お礼(?)木遣りの,辻久留
----------------------------------------------
●おまけ
旅館街をふらふらして見つけたもの
ミニお木曳き車
神宮会館等で買えます。
二見といえば,蘇民将来子孫門
これを壁に…
巨大です。
今日はいいお天気。浜では風ビュービューでしたが。
木遣り唄が吸い込まれるようなお空でした。
駅前でにぎやかに、木遣り披露の吹上町。
女性木遣りの声が響く生涯学習センター(旧二見バスセンター)前の曽祢町
曽根町の一人木遣りです。
かっこええ〜
旅館街を行く港町の神社、辰組木遣りも元気いっぱい。
外宮の摂社である御饗神社が神社の氏神さん
別名「辰神さん」
なるほど,だから辰組なのね。
ちなみに
社の中には「辰の井」という井戸があり,
一月初辰の日に水を分けてもらって
家の周囲にまくと火災よけになるんだそうで。
浜風ぴゅーの興玉さん前
元気な楠部木遣り
興玉さん拝殿で木遣り奉納です,八日市場
浜参宮の後…
休憩する旅館では
お礼(?)木遣りの,辻久留
----------------------------------------------
●おまけ
旅館街をふらふらして見つけたもの
ミニお木曳き車
神宮会館等で買えます。
二見といえば,蘇民将来子孫門
これを壁に…
巨大です。
木遣り歌とは?
『木遣り』 とはもともと 『大きな岩,木材を大人数で掛け声をかけながら引くこと』 という意味です。
(…ということは,お木曳きそのものが 『木遣り』 という意味になりますね)
大人数で力を合わせて行う運搬には,指揮者の号令が必要であり,この号令の役目を担うのが『木遣り歌』で, 『木遣り歌』 で全員の士気を高め,曳き手はそれを受けて力を合わせる 『日本人独特の労働歌』 なのだそうで。
木遣り歌に対して引っぱる曳き手の合唱を 『受け』 というそうです。
お木曳きでは『よぉ〜いとこぉ,よぉぉ〜いとこぉぉせぇぇ〜』が 『受け』 ということですな。
(これ「よい所,よい所伊勢」ということだと聞いたことがあります)
もともと純粋に重く大きい岩石,大木を運ぶときに音頭をとるための手段として歌われていた木遣り歌ですが,城や神社・仏閣等の大きな建物が造営されるに伴い,造営そのものが慶事的なものと認識されるようになり,木遣り歌も 『おめでたい唄』 へと変わってきたようです。
浜参宮でもお接待を受けた旅館の前で威勢のよい 『木遣り歌』 が歌われてます。
また,各団によって歌われる木遣り歌はそれぞれ独特です。
また,ひとつの団でも木遣り歌は浜参宮用,お木曳き用,お白石持ち用,川曳き用,陸曳き用と各種を使い分けるようです。
(川曳きの団もお白石の時は陸を外宮へ運びます)
ここにあるのは,ある2つの団の木遣り歌の一部です。
こんな内容になっているんですねぇ。
---------------------------------------
●朝日さす浜清渚の渚で 心清めて浜参宮
●勢いのぼりに神風匂う 木曳祭りの五十鈴川
●流れ尽きせぬ五十鈴の川を 千代に目出たく御木を曳く
●神の御領の氏子の誉れ 目出た目出たで御木を曳く
●神路山に朝日がさして歌声高く綱を曳く
●木曽で育てしこの宮柱 今日は五十鈴の川を曳く
●ここは宇治橋 内宮様の祈る心の清め橋
●ここは新橋向かいは神路 仲を取り持つ五十鈴川
●瀬越え淵越え宇治橋見れば おかげ参りの人の波
●鈴が鳴ります五十鈴の鈴が 聞けや神代の水の音
●お木は木曽山谷々越えて 清き流れの五十鈴川
●朝日輝く神路の山の 麓流れる五十鈴川
●お前百までわしゃ九十九まで ともに白髪が生えるまで
●お伊勢参りで扇を拾ろて 扇めでたや末繁盛
●絶ゆる事なき遷宮の炎 みごとつとめて次の世へ
●梃子もそろうた木遣りもそろうた 曳き手そろうた共に綱を曳く
●宇治と二軒茶屋兄弟町よ 共に曳こうぜ宮柱
●いさむ川曳き幾時をかけて 宇治に生まれて心意気
●老いも若きも心を合わせ 五十鈴の川でお木を曳く
●今日は日もよい日よりもよいぞ みんなそろってお木を曳く
●めでためでたの若松様は枝を栄えて葉も茂る
●伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ
(…ということは,お木曳きそのものが 『木遣り』 という意味になりますね)
大人数で力を合わせて行う運搬には,指揮者の号令が必要であり,この号令の役目を担うのが『木遣り歌』で, 『木遣り歌』 で全員の士気を高め,曳き手はそれを受けて力を合わせる 『日本人独特の労働歌』 なのだそうで。
木遣り歌に対して引っぱる曳き手の合唱を 『受け』 というそうです。
お木曳きでは『よぉ〜いとこぉ,よぉぉ〜いとこぉぉせぇぇ〜』が 『受け』 ということですな。
(これ「よい所,よい所伊勢」ということだと聞いたことがあります)
もともと純粋に重く大きい岩石,大木を運ぶときに音頭をとるための手段として歌われていた木遣り歌ですが,城や神社・仏閣等の大きな建物が造営されるに伴い,造営そのものが慶事的なものと認識されるようになり,木遣り歌も 『おめでたい唄』 へと変わってきたようです。
浜参宮でもお接待を受けた旅館の前で威勢のよい 『木遣り歌』 が歌われてます。
また,各団によって歌われる木遣り歌はそれぞれ独特です。
また,ひとつの団でも木遣り歌は浜参宮用,お木曳き用,お白石持ち用,川曳き用,陸曳き用と各種を使い分けるようです。
(川曳きの団もお白石の時は陸を外宮へ運びます)
ここにあるのは,ある2つの団の木遣り歌の一部です。
こんな内容になっているんですねぇ。
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●朝日さす浜清渚の渚で 心清めて浜参宮
●勢いのぼりに神風匂う 木曳祭りの五十鈴川
●流れ尽きせぬ五十鈴の川を 千代に目出たく御木を曳く
●神の御領の氏子の誉れ 目出た目出たで御木を曳く
●神路山に朝日がさして歌声高く綱を曳く
●木曽で育てしこの宮柱 今日は五十鈴の川を曳く
●ここは宇治橋 内宮様の祈る心の清め橋
●ここは新橋向かいは神路 仲を取り持つ五十鈴川
●瀬越え淵越え宇治橋見れば おかげ参りの人の波
●鈴が鳴ります五十鈴の鈴が 聞けや神代の水の音
●お木は木曽山谷々越えて 清き流れの五十鈴川
●朝日輝く神路の山の 麓流れる五十鈴川
●お前百までわしゃ九十九まで ともに白髪が生えるまで
●お伊勢参りで扇を拾ろて 扇めでたや末繁盛
●絶ゆる事なき遷宮の炎 みごとつとめて次の世へ
●梃子もそろうた木遣りもそろうた 曳き手そろうた共に綱を曳く
●宇治と二軒茶屋兄弟町よ 共に曳こうぜ宮柱
●いさむ川曳き幾時をかけて 宇治に生まれて心意気
●老いも若きも心を合わせ 五十鈴の川でお木を曳く
●今日は日もよい日よりもよいぞ みんなそろってお木を曳く
●めでためでたの若松様は枝を栄えて葉も茂る
●伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ