青空のもと、藻刈神事が催行されました
藻刈神事とは?
二見興玉神社さん提供の資料によりますと…
藻刈(もかり)神事について
毎年五月二十一日に行われる『藻刈神事』は当社で祓具(はらいのぐ)として用いる無垢塩草(むくしおくさ)を採取する神事で、夫婦岩の沖合七〇〇m先に鎮まり坐す猿田彦大神縁りの興玉神石(おきたましんせき)より採取します。
本殿での祭典の後、神職・巫女が榊・幟を立て注連縄を張り巡らした和船に乗り、興玉神石の付近を三周し、二拝二拍手一拝の後、御酒御饌を海中に捧げ、無垢塩草を手鎌で刈り取り、桶に受け神前に奉献した後、天日に干して、祓具・不浄祓守となります。
ついでに…
興玉神石は猿田彦神の依代とされる岩 (岩礁) で
三本の柱状の岩が立ち
その大きさは東西二町、南北一町、周囲八町
と言われています
一町が約109mですので…
周囲900メートル近く!
ちょっとしたグランド並みです
そんな岩、夫婦岩の沖にあったっけ?
と言われますが、江戸幕末の安政元年(1854年)に起こった地震で
完全に海中に没したといわれます
寛政九年 (1797年) 発行の旅行ガイド、参宮名所図会によりますと
立石 (注:夫婦岩) より八町ばかり沖にあり。しほひには見え、汐満ちぬれば見えずとあります
干潮時には見えていたようですね
現在でも干潮時には夫婦岩の沖合いに
黒い影が見えます
ちなみに、夫婦岩はこの興玉神石を拝む
遥拝所の鳥居だとされています
----------------------------------------------------------------
さてさて前置きが勝手に長くなりましたが…
というわけで、藻刈神事へ出発です

ちょうどシーパラダイス沖合い
興玉神石を三周します

まわってます〜

…すみません <(_ _)>
今回、諸般の事情により
『二拝二拍手一拝の後、御酒御饌を海中に捧げ』の画は
撮れませんでした
う〜ん、諸般の事情って… (汗
気を取り直して取材続行ですw
手鎌で刈り取り

桶に受けます

無事に刈り取り終了!さて帰りますか

これが

このアマモ(甘藻…、根元をかじると甘いそうです)
細い細いテープ状なので、その昔これに海水をかけ天日干し
塩を取っていたといいます
なので 『塩草』 なのでしょうね
いやはやこの日は晴天に恵まれましたが
少し波があり、写真を撮るのにチと苦労しました
…あ
諸般の事情とは、決して船酔いではありませんよ!
(まだ引っ張るか?)
関西では「儲かり」にかけて商売繁盛の意味があるとか・・・。
興玉さん、今更「商売繁盛」うたっても、不自然ですけど。
その昔、ええ ほんの10年くらい昔。
藻刈神事に際し、参拝者用に船、出てませんでしたっけな?
一度、学生時代に見学に来ようとしたのですが、
海が荒れてて結局、出なかったのです【泣】
今は一般の方は参道から見るだけなので、3周?してるのはわかっても、刈り採る様子は見えないですね。
《ニュースや新聞で見ましたけど 苦笑》
まあ、神事だし、神石付近なので、ミステリアス?な感じの方がいいかも?ですねえ。
しかし、海上での神事。
慣れない海上、諸般の事情・アクシデントはつきものですね〜
お察しします。
撮影、お疲れさまでした〜