三津では5年程前に
その誕生を祝う風習が復活し
明星寺と慶春寺が交替で花まつりを
行っています

ツツジの花で飾られたお釈迦様に
甘茶をかけます

甘茶をかけるのは生まれたばかりのお釈迦様に
天から九竜が香湯を注いだという伝説に
ちなんだものと言われています

ちっちゃいっ
お釈迦さまを拝んだ後は
みんなの楽しみ福引きです

じゃんっ 豪華賞品 盛りだくさん

甘茶のふるまいもあります
飲んだら ホントにあまーい
お砂糖でもはいってるのかと思いきや
こうゆう茶葉なんですって

そして帰りにはお花の鉢まで
いただいて(西井板金さん提供)
花づくし

花祭りは仏教では灌仏会と言います

旧暦4月8日に近い休日を選んで
行われるこの行事
三津では初夏の風物詩のひとつに
なりつつあります
そして…
こんな花まつりのCDまであったりします

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■ ■ ■明星寺 おまけ■ ■ ■
この日は
木造薬師如来坐像のご開帳です

これ国指定重要文化財

像高は102.7センチ
久安元年(1145)
願主荒木田神主・度会氏という墨書名が
背板の内側に記されている古いものです
「無形」文化財ではありません。
つまらんツッコミしてすみません(^_^;
文化庁の国指定文化財データベース(http://www.bunka.go.jp/bsys/)で確認しようとしたら・・・、
「木造薬師如来坐像」で所在地不明データがいっぱい(-_-;
一時流行した仏像盗難事件の影響?それともデータベース管理者の怠慢?個人情報の保護・・・ではないなぁ。
ひるまず、「条件を指定して検索する」から
「国宝・重要文化財(美術工芸品)」&「彫刻」&「重要文化財」&「平安時代」&「所在地不選択」で127件中99件目に出てきました。・・・が(・_・;
ほとんど説明がない、所有者情報も画像もない、どこにいったらあるのかもわからない。(-_-;
専門の官庁のデータベースより「浜参宮だより」の方が詳しいやん(^_^;
これはこれは、ご指摘ありがとうございます
ほんまですな、無形文化財やったら
この如来さん、人間国宝になっちゃいますね(^ ^;)
多分…
文化庁のデータベース、全然フォローできてないんでしょうね
二見町内だけでも、江の太江寺の千手観音立像と2つもあるくらいですから…
薬師如来像、数ある如来の中でも
阿弥陀如来像の次に多いんだとか
薬師というとおり(今で言えば『内科医』ってニュアンスでしょうか…?)
全国各地に立派な像がある辺り
珍しく現世利益の如来さんとして
当時の人々の願い想いが伝わってくるようです
ひゃーっ、すみません
勢いで無意識にキーボードたたいてました「無形」…
きっと御田祭の延長?で…
浜千鳥さま、チェックありがとうございます
お詫び&お礼にマメ知識を資料から
この薬師如来坐像、康和三年(1101)八月一日、
内宮祢宜となった荒木田忠利が三津長官となり、
久安元年(1145)に寄進したと
伝わっています
荒木田姓、度会姓については「神宮要綱」に−−−
「祭主以下の官職、各世襲となり
祭主は大中臣姓たる藤波家、宮司は中臣姓たる河辺家、
皇大神宮祢宜は荒木田姓の七氏
(藤波、中川、井面、佐八、沢田、薗田、■)
豊受大神宮祢宜は度会姓の六氏
(桧垣、松木、久志本、佐久自、河崎、宮後)
により任用せらるることなり」と出ております
明治四年に新政府によって世襲制が廃止されるまでの
内宮と外宮のお話、です