こないだ注連縄でご紹介した
松下社の一角に
こんな絵馬殿があります
授与所で手に入る絵馬を
ぶらさげるのかなぁと
のぞいてみますと
かなり大きな絵馬が
梁に展示されとります
これ、富士詣りの記念だそうです
富士山、見えますでしょ
申の年に松下では
富士詣りをするそうで
若い人が多かったときには
申年と申年のあいだにも
「あいさ詣り」と
12年に2度行われていたようです
交通手段が発展し今では詣りのルートも
変わったようですが
道歌から昔の様子をさぐってみると
まず祓島で禊ぎ
→富士山を遥かに拝む
→千尋の浜より船に乗り
→吉田の港へ船が着く
そこから(中略)
天竜川、かけがわ、菊川、大井川、たごの浦…
富士川と名だたるところを歌い最後にご来光を
おがんだそうです
「富士のお山は こいの山
やがてげこして またまいろ」
が道歌の結び
いったい何日かかったんでしょうねえ
ちなみに絵馬殿
こんな立派な茅葺き屋根の造りです
2007年12月28日
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