2017年10月15日

夫婦杉と一つ目蛙@奈良

おっ、と、夫婦杉とな・・・
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ちょいと出張、大和高田市、ここは奥田町
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立派な杉2本、しっかり結ばれた夫婦杉
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こちら、弁天神社の境内
この隣には蓮池があり、蛙の伝説も!(夫婦&蛙といえば二見浦)
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役行者の母、刀良売(とらめ)が奥田の蓮池の堤で療養していたとき、
五色の霧が立ちこめ池の中から蓮の茎が伸びて2つの白蓮が咲き、
金色の蛙が鳴いたそうで
そこへ刀良売が投げた一本の萱に、蛙は片眼を射抜かれ
その瞬間に霧も蓮も消え、
蛙は褐色に変わり、一つ目になってしまったという
刀良売は自責に堪えず、病が重くなり、ついに他界
以来奥田蓮池の蛙は一つ目蛙だという

母を失った役行者は、発心して修験道を開き、
吉野深山に入峯後も、吉野蔵王権現を崇め、
蛙の追善供養を行って、母の菩提を弔ったとな

蓮池は捨篠池と呼ばれています

毎年7月7日には、吉野の山伏が奥田に来て
行者堂と刀良売塚に香華を献じ、
蓮池の蓮108本を切りとって、
吉野山から大峰山までの沿道の祠堂に献じ、
蛙祭りの供養としています
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