和歌山市加太港から観光船で20分、友ヶ島へ
紀淡海峡に浮かぶ神島、地の島、沖ノ島、虎島の
4つ合わせた総称が友ヶ島
旧日本軍の軍用地で
明治21年に陸軍の用地になり、
明治期に要塞、砲台が築かれて
第二次大戦が終わるまで
一般の人は立ち入り禁止
大戦中の施設が残され、砲台跡や弾薬庫など
当時の面影を偲ばせてくれます
昭和24年には瀬戸内海国立公園の一部となり、
島の湿地帯植物群は和歌山県指定の天然記念物
そんでもって
島には、葛城修験道の行場が5ヵ所あります
葛城修験とは…
大峰山と並ぶ修験道の聖地・葛城山
大阪・和歌山県境を東西に連なる和泉山脈から北上し
奈良・大阪県境の金剛山脈へと連なる峰々の総称
この山系に修験道の開祖・役行者が
法華経八巻二十八品を埋納したと伝わる経塚があり
葛城二十八宿と呼ばれています
総延長二十八里(112キロ)に及び
西は和歌山県加太町の友ヶ島から
北端は大和川上流の亀の瀬に至るまで
各所に経塚や行場が連なっています
おっかね〜、ココは虎が原
5つの行場は
沖ノ島の深蛇(しんじゃ)池と閼伽井(あかい)、
虎島の観念窟(かんねんくつ)と序品窟(じょひんくつ)、
神島(上陸不可)↓の剣の池です
巨岩が重なり人一人通れる隙間の洞窟が序品窟
法華経の第1巻目「序品」の経塚が祀られています
序品窟で勤行を唱え、海水で身を清め、
第2巻目、神福寺跡の経塚を目指したとさ
そ、禊ぎつながり、です m(_ _)m
2017年03月29日
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