2014年12月27日
おん祭@春日若宮
出張ついでに、すみません、奈良です
春日若宮おん祭
春日大社の摂社、若宮神社の例祭で
なんと平安末期の保延2年(1136)9月17日
関白藤原忠通が五穀豊穣を祈って始めて以来
一度として途切れることなく守り継がれている伝統行事
若宮神を本殿よりお旅所の行宮(あんぐう)へと
深夜お遷しする行事で参道は皆灯火を滅しての浄闇
神霊を遷すのは古式の作法が伝えられ
榊の枝で神霊を十重二十重に囲むというもの
「ヲー、ヲー」という警蹕(みさき)の声を発し
楽人たちは道楽を奏で、お供をするのです
で、その日の日中が盛大すぎてびっくり
猿楽
田楽
正午から古式ゆかしい時代行列「御渡り式」で
流鏑馬
大和侍
大名行列チビッコバージョン
大名行列大人バージョン
午後2時半からは御旅所での祭典
神様のお供えにはお米を青黄赤白に染め分けて飾る
染御供(そめごく)という珍しいものも
続いて夜遅くまで数多くの神事芸能が奉納されます
正装した六人の巫女さんは藤の花
午後3時から午後10時半ぐらいまで延々と
東遊!1月11日には内宮でも、しかし舞うのは子ども
これは珍しい細男(せいのお)
神楽式にて
振鉾三節、萬歳楽、延喜楽、賀殿、地久
和舞、蘭陵王、納曽利、散手、貴徳、抜頭、落蹲
こんなに舞楽三昧、またとない機会
古都奈良の一年を締めくくるお祭りでした
12月17日の出来事です
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