2013年08月10日

浜参宮の無垢塩草

浜参宮
今朝も東京在住の友がお白石奉献の前にお参り
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夫婦岩=立石さんです

常世の浪が寄せくる海浜

二見興玉神社にて清めのお祓いを受ける、
神宮参拝前の浜参宮は昔からの慣例

垢離かき場として世に知られていました

内宮門前のおかげ参道にも描かれてます
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かつてはこんな風に海水に浸かって
身を清めてたのですが
そこは今はちと簡略化

無垢塩草にてお祓いします
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霊草アマモです
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これは夫婦岩の沖にある
興玉神石のまわりに生えてます

へー

「こっから1キロぐらいのとこにのぉ
 うじゃうじゃ生えとるんや、あれが」
と無垢塩草を指差して
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この人がゆうんです(三津の木遣り翁)

そんな見たようなこと言わんといて
と笑って返すと

見たんだ、と
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(浜参宮時の木遣りを毎週チェックに旅館街)

なんと、かつての二見の小学校の水泳検定は
海水浴場の浜から(正確には潮香苑裏)
興玉神石あたりまで泳いだんだそう 遠泳…

結構な距離

うちらんときは中学校では裏の海で
深いところで円になって泳ぎ続けて時間で換算

1時間泳いだら2キロとか

かまぼこの板、水泳時間に持っていきましたよね!!!

いま学校水泳は二見なのに!?プールだそうですが

興玉の舞の巫女さんの持つ榊も
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アマモ付きバージョンです

この清浄な無垢塩草は
貞享3年(1686)にすでに
参宮者に授与されていて

「垢離場之茶屋之事」の一節 二見興玉神社の文書より

貞享三年、参宮者の沐浴禊斎二寒気ノ不自由ナカラシムルタメ、天之岩戸之南側ニ茶屋ヲ設け、菊酒ト称スル神酒及、無垢塩草を授与シ貝殻等ヲモ販売シタルヲ始メトシ・・・・・

ほか、生活習慣との結びつきも
水田の害虫防除には無垢塩草を
竹に結びつけて畦道に建てたんですって(玉船談)
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