二見十景目次
一、夫婦岩 ・ 弐、五十鈴川 ・ 参、御塩殿 ・ 四、潜島 ・ 五、高城濱
六、濱荻 ・ 七、西行庵 ・ 八、太江寺 ・ 九、音無山 ・ 十、清渚
●『二見十景ってなんじゃ?』…はこちら↓
http://hamasanguu.seesaa.net/category/2091208-1.html
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音無山
標高約120メートル
尾張平野との境界,木曽三川(揖斐・長良・木曽川)
から始まる伊勢平野が海へと収束する山
いわば伊勢平野の端
ここから地形は志摩半島独特の
リアス式海岸へと変化します
音無山が海へ落ちるその先端を立石岬といい
夫婦岩がまさにその場所にあります
古くは源義経の重鎮
伊勢三郎義盛の館があったとか
(館跡といわれる石垣が残っているらしいんですが)
(すいません,調査不足です)
そのため地元では音無山のことを 『三郎山』 とも呼びます
写真は朝熊山から見た風景
向かって右側の山が音無山
左は 『七/西行庵』 でお伝えした,五峰山
取り囲むように五十鈴川が流れていますね
(って…、囲んどるよ〜には見えんなぁ…)
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さて,そんな音無山
15年ほど前から整備され
立派な遊歩道が出来ています
昔から山内を縦横に道がありましたが
それを整備し,歩きやすくなっています
ここがちょっとした散歩にはもってこいです
さて今回はその中で一番メジャーで
距離があり,音無山を堪能できるコースをご紹介
入り口は二見総合支所から
鳥羽方面へ200メートルほど行った所
山際に赤いアスファルトの
比較的広い道があるのですぐ分かります
これをテクテク登ります
途中には雨後のみ現れる小さな小さな滝も…
200メートルほど進み
国道の二見トンネル上辺りに来ると東屋が!
遊歩道本道は東屋方面へ真っ直ぐ行きますが
ちょっと寄り道…
アスファルト道そのまま右へ
少し登ると大きな石垣が現れます
ここ,昭和50年くらいまで
ホテルが建ってました
その跡地です
石垣の上に登ると景色がいいんです
眼前の海はともかく…
この日は津の日本鋼管がよく見えてました
写真をプチッとクリック,拡大してくだされ
真ん中やや左の赤白の構造物がクレーン
真ん中右の街は津の街です
…さて,東屋へ戻りましょう
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こじゃれたつり橋を渡り…
そうそう,ここら辺の木
すべてサクラです
シーズンになると,そりゃ見事です!
『桜の下には死体が埋まってる!』
by 梶井基次郎…
…あまり関係ありませんな
あまり関係ありませんが
関係ないこともありません
梶井基次郎,少年期の数年を鳥羽で過ごし
旧制宇治山田中学へも通っていました
(一学年終了で大阪へ行っちゃうので,山中卒ではないです)
(かなり無理やりですなぁ…)
(すいませんです…)
…もう,話がそれました
さて,つり橋を渡ると…
頂上まで345メートルだそうで
(3・4・5って…)
(よーできた話で…)
(まぁそんなことはどうでもよく…)
道はつつら折れになりつつ
頂上を目指します
ちょっとフハフハ息がぁ…
息がぁ…,と言ってる間に広場です!
展望台です!
(ここはまだ山頂ではありません)
だーーいぶ前にお届けした
音成神社があります
●だーーいぶ前↓
http://hamasanguu.seesaa.net/article/26093225.html
この展望台は東が開けているので
日の出を拝むのには絶好の場所です
忘れてました
遊歩道入り口にもこんな看板が
遥拝所,ここのことです
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さて,ここ景色いいんですよ
ちょっと紹介
さぁて,細かく刻んでいきましょうか
南方面から
まず鳥羽・安楽島ホテル街
左端にぽつんと立ってるのは
鳥羽駅前の戸田屋さんです
続いて二見十景四・潜島の神前(こうざき)岬から飛島…
その奥は答志島
真ん中に見える岩礁は
潜島とは切っても切れぬ祓島
詳しくは,二見十景/四・潜島の巻をご覧あれ〜
●潜島⇒http://hamasanguu.seesaa.net/article/28638551.html
答志島に見える集落は,桃取です
んで,答志島先端から渥美半島伊良湖岬
山の上が伊良湖ビューホテル
左端の建物ぽいのが伊良湖ガーデンホテル
(なんの説明しとるんじゃ?)
天気がよければこの方向に富士山が見えます
でこれより少し左側に南アルプス八ヶ岳が見えます
んでさらに左側に北アルプス乗鞍岳
んでんで,木曽駒ケ岳
さらに恵那山,御嶽山と
まぁ有名どころがバッチリと
まずい長くなってきた…
先を急ぎましょう
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展望台からさらに奥へと行きます
すると目の前にコンクリートの建造物が…
これまただーーいぶ前にお届けした
二見ロープウエイの駅舎跡
●だーーいぶ前↓
http://hamasanguu.seesaa.net/article/28370175.html
そうなんです
戦前はこのあたり一帯公園だったんです!
ロープウエイで登ってくる遊園地だったんです
今回の調査(?)その痕跡らしきものを…
いろいろ 発見 いたしました!
でも,このペースだと終らなさそうです!
紹介してるととんでもなく長くなります
とっとと終らせるためにも
次回お届け,というわけで…
(音無山だけで,ネタ引っ張れるなぁ〜)
(それにしても,長いなぁ,今回…)
(しか〜し,まだまだ続きます)
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さて,ロープウエイ駅跡横に
とって付けたような東屋が…
この東屋が立っているところが
音無山の頂上になります
というわけでここから
遊歩道は下りになります
(多少アップダウン繰り返しますが…)
遊歩道の看板,『神社』というのを目指しましょう
こんな感じの道を進みます
道端の植物でも見ましょうか
まずは,お木曳きや各種神事には欠かせない榊!
枝の先端,葉の上に
爪状の芽がついているのが特徴です
続いて,葉っぱを食べると馬が酔っちゃう
(苦しむ?)
その名も馬酔木と書いてアセビ
独特の房状の花の盛りには…
ちと早いですな
お次はマユミ
漢字では 『真弓』 と書くそうで
弓はこの木から作ったそうです
今が盛りのツバキ
春ですねぇ
フキノトウ
とまぁ植物を楽しんでいますと
突然目の前にまたまた
コンクリートの構造物が現れるんですわ
これ,昭和50年過ぎまで使われてた
上水道タンク
この場所を地元は 『水道山』 なんていいます
これが現役だった頃,二見の水道事情は悪くて…
よく断水してました
さてさて,そんなこんなで
遊歩道も終わりに近づきます
さくら園,なんてのもあったり
でも,当然サクラはまだ
そして,ふもとの神社です
高松稲荷,といって
二見・茶屋地区の商売繁盛のお稲荷さんです
お稲荷さんらしく
寄進の朱鳥居もいっぱい
さて,これであとはすぐそばの国道へ…
二見総合支所のまん前です
遊歩道,約1.5kmの道のりです
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『二見十景・九/音無山』
(+をクリックしてもらうと拡大,−をクリックしてもらうと広域…)
(上下左右の矢印をクリックしてもらうと,それぞれ北南東西移動…)
(オレンジのマーカーの黒丸部分をクリックしてみてくだされ…)
あっ,ぜひ 『航空写真』 & がつんと拡大 でお楽しみくだされ
2007年02月18日
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で
BBQのビバークの
スカイラインです。
興味深いですね。いろいろと。
稲荷側から登るとかなり遠回りですが、
森林浴?にはオススメですよ!!
いい運動にもなります・・・。
これからは桜の季節。
名所にわざわざいかなくても、音無山で十分!!
海も見えるし、山登りも出来る!!
戦国村・有料道路へ抜ける道路沿いの
左側にも音無山登山口あり。
【稲荷さんとこへ出るけど】
そこの山の桜もオススメです。
ここ近年は歩道も整備され、ベンチも置いてあったりします。
地元民の穴場スポットですな。
相変わらずレスおそです
> 左側にも音無山登山口あり。
写真の『さくら園』ですな
そうそう,戦国時代村,もとい,安土桃山文化村
がまだなかったころ,
三津のシルバーケアセンター前から入る道があって
(今も上り口だけはありですな)
そこから音無山を茶屋まで縦走できたんですわ