先日16日に松下社で行われた頒布始祭
詳しくはこちら〜↓
http://hamasanguu.seesaa.net/article/29757806.html
注連縄の真ん中
蘇民将来子孫家門と書かれた桃符(とうふ)
手元の資料に正しい(…?)書き方
が載っておりましてので…
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■□■□ 桃符の表 ■□■□
『書様に口伝あり蘇民の札,秘密のこと』
といきなり書いてあります
この資料,図まで載せてあるんですが
『秘密のこと』 に抵触しないんでしょうか?
それはまぁさておき…
まず,表側に 『蘇民将来子孫家門』
『蘇』 の字のところに4つの点を書く
左下,右下,左上,右上の順番で点を書く んだそうで
これ, 『心』 の書き順と同じ…
つまり,心の字を表すんだそうで
ゆえに,『心点』
そしてその後の 『子孫』 は筆を続けて書き,
『門』 は広がるように書く,と
あとは 『七難即滅』を蘇民将来の右に
『七福即生』 を蘇民将来の左側に…
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■□■□ 桃符の裏 ■□■□
まずは 『キュウ(口偏に急)急如律令』の文字
中国漢代の呪文だそうで
平安時代初期,宮中を始源とし
これに倣って貴族や庶民の間でも行われた
『四方拝』という儀式の唱え文句の中に
急々如律令がみられます
●四方拝とは→こちらをクリック!(wikipediaより)
『また清明道満を書く』
(セーマン,ドーマンってこんな漢字なんだ…)
セーマンは陰陽道と関係するのではないかともいわれ
星形のマークは安倍晴明判紋云々…(wikipediaより)
安倍晴明が関わってくるのかぁ?
●セーマン・ドーマンとは→こちらをクリック!
●安倍晴明について→こちらをクリック!
(ともにwikipediaより)
さてさて,清明(セーマン)を桃符の向かって右に書きます
左下頂上へ向かって書き始め,再び左下の出発点に戻る
『往て来て往てまた来た』という意味を含む
ふむふむ…
で向かって左の道満(ドーマン)は…
九字の印で
『臨兵斗者皆陣列在前』の字を口ずさみながら
上の横棒,左の縦棒,その下の横,で縦…
と順番に書き,九本目は横で終る
(横線5本,縦線4本の計9本)
う〜ん,九字…
やっぱり陰陽道、密教が関わってくるんだ…
●九字について→こちらをクリック!
(wikipediaより)
『九字は強敵強盗狐狸狼虎の難を除く秘符である。
蘇民の札を書くときにもただ書くばかりでは駄目で心を正して書け』
…だそうです
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しかしですよ
強敵、強盗、狐、狸、狼の難はわかる
わかります
でもね
でもですよ
…虎の難って
……
2006年12月21日
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セーマンドーマン。
海女さんたちのお守りね。
志摩の方の某神社ではこれらの印の御守り【袋】もあるみたい。興味あるんだけど。
なんか、御幸道路の両側に並ぶ大きな石灯籠の一部にも刻まれてるとか。
道満さん。
「陰陽師」の映画やドラマで清明さんのライバル役?で出てくる人!!
清明さんと対照的な存在てっか。
しかし、桃符に書き方とか秘密があるなんて!
再び驚きです。
松下社って、純粋な神道っていうより
いろいろ混ざってますな。
そのスジ?では結構有名みたいですな。
《ってどのスジ?》
> 御幸道路の両側に並ぶ大きな石灯籠の一部にも刻まれてるとか。
アレはちょっと違うんですわ。
ダビデの星、ていったけな?
今のイスラエルの国旗に描かれているやつ
あっ、あったあった↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%93%E3%83%87%E3%81%AE%E6%98%9F
っていっても、イスラエルやユダヤとは
ぜんぜん関係ないそうですが…
一説には石屋さんの気まぐれで彫ったとか…
道満さん…、そーなんだ
知らなかった…
清明のライバルかぁ
う〜ん、勉強になるなあ
いろいろ混じっているあたり
古くからの信仰なんだなぁ…と思ったり