2006年11月19日

太江寺・興玉社…

二見興玉神社
興玉さんの創建は明治43年。江にあった太江寺の興玉神と茶屋の氏神を合祀して出来た神社で、意外に新しいんです。


二見十景・一/夫婦岩より
http://hamasanguu.seesaa.net/article/25886938.html


そこで疑問です…


じゃあ、明治43年(1910年)以前の二見興玉神社は?


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この 『以前の興玉神社』 は
太江寺に 『興玉社』 として祀られていたそうです


今でも太江寺本堂脇には 『元社・興玉社』
として祀られています

元社・興玉社

興玉社謂書


そして,そのお社の中には
ご神石,ご神鏡,伏見稲荷から勧請された荼吉尼天立像が…

■荼吉尼天…明治の神仏分離の際、多くの稲荷社は宇迦之御魂神などの神話に登場する神を祀る神社になったが、一部は荼枳尼天を本尊とする寺になった

wikipedia 『稲荷神』 より



(ここに興玉さんのご神石,ご神鏡てことは…)


(今の興玉神社には…)


(……?)


(触れてはならぬことかしら?)


(しかも上の引用に出てくる 『宇迦之御魂神』 って…)


(興玉神社に猿田彦神とともに祀られてる神様だよ…)


(しかもwikipediaの二見興玉神社の記事には…)


(宇迦御霊之神,ここでは神宮外宮の豊受大神の別名とされる,って…)


(しかも稲荷社と縁のある神様…)


(うわぁぁナゾがナゾを呼ぶぅぅぅっ!)


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さて,そんなことより…


約1200年前に行基が開いたと伝えられる真言宗の太江寺


話しによると
行基さんは各地にお寺を建立しましたが
その時必ず神様もお祀りされたんだとか


太江寺のばあい,それが興玉社だったといいます


夫婦岩の沖合いに沈む 『興玉神石』 を勧請したとか


興玉神石に観音菩薩が現れたという絵図が太江寺にはあるとか


それに竜神伝説があったり


そうそう内宮の本殿北西,御垣の内に興玉社があります


ちょっとナゾの多い,『興玉』…


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さて,本日の太江寺仁王門修復法要にあわせ
この興玉社が開帳されました


普段,絶対見ることの出来ない興玉社内
畏れ多くも…






撮っちゃいました…


興玉社内


左にご神鏡,右には荼吉尼天立像


肝心の神石は…


本堂の奥に今あるから今は見えないそうです


(えっ?)

posted by 浜参宮観察隊 at 21:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 二見の話題> 勝手に名所・旧跡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
・・・あれ?神石は??
どこに?どこに??

ご開帳じゃあ・・・。

やはし、人様の目に触れてはならないものでしょうか。【苦】

興玉神社の元。興玉社の興玉石。
興味、ありますね〜

興玉神石、観音さまが現れてる?
猿田彦さんも現れたんじゃ??

神仏習合?
興玉神石って・・・。
Posted by 磐子 at 2006年11月20日 00:10
■磐子さん

神石は…
うーーん、いろんな都合があるんでしょうか?

神仏習合…、でしょうな
古い形態の仏教思想じゃないでしょうか?
本地垂迹説に則った…
Posted by 観察隊Y@管理人 at 2006年11月22日 22:42
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