彼岸が近づくと恒例の神宮神楽祭があります。
神楽祭は年に2回
春(4/28〜30)と秋(秋分の日を挟んで3日間)に
行われています。
場所は内宮神苑…
宇治橋渡ってから少し歩くと右にある広場に
特設舞台を組み、毎回多く人々で大変賑わいます。
会場で配られていた解説によると・・・
舞楽とは雅楽に舞がともなうものだそうで
また舞楽は2つに分けられるそうです。
左舞(さまい)・・唐楽とも。中国系。装束は赤色が基調
右舞(うまい)・・高麗楽とも。朝鮮系。装束は緑色が基調
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1曲目は『振鉾(えんぶ)』
これは舞楽が始まる前に必ず演奏されるもので、
鉾を振って、舞台を祓い清める意味があるそうです。
●振鉾:http://www.kyoto-ap.ne.jp/gagaku/bugaku/bu-enbu.htm
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2曲目は巫女さんの4人舞
『迦陵頻(かりょうびん)』です。
起源はインド。迦陵頻は想像上の美しい鳥のこととか。
ほらほら背中に綺麗な羽(?)付けてます。
銅拍子ってのを手に持って
鳴らしながら登場し
鳴らしながら帰っていきます。
迦陵頻の鳴き声を表しているんだそうな。
後ろに反ってるのは飛んでいる様子だそうです。
迦陵頻は左舞ということで装束は赤系ですね。
4人で舞合わせるなんて、お稽古も大変そう。
●迦陵頻:http://www.kyoto-ap.ne.jp/gagaku/bugaku/bu-karyoubin.htm
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3曲目は男の人が4人で舞います。
『綾切(あやぎり)』、
起源は渤海国が起源だそうです。
渤海国:698年〜926年に中国東北部及び朝鮮半島北部から北部ロシア沿岸かけて存在した国
綾切は「愛嗜女(あいきりじょ)」がなまったもなんだとか…
この舞はなんと26年振りの公開だそうで。
「微笑を含んだ白い女人相の面をつけ・・・」
と解説にあった通り、お面をつけた舞人がゾロゾロ。
うわあ!白い!能面!!
うわあ!!目が合った(ような気がする・・・)
頭にはこれ、鳳凰ですわ。
美しい装束と、秋空。
神苑の緑が映えてとってもきれいな秋の風物詩,神宮神楽祭
悠久の歴史と文化を感じるのも,いいですね
林崎文庫も開放日だったと思いますが行かれました?
あと参集殿の能楽舞台もなにかやってたと。
(判ってるのに、ここに隠されてたのかって思います)
私は春の方は行ったのですが、
今回は行けませんでした・・・。
車がコワレタノデス。(バッテリー?)
そうそう、茶室が特別公開されるんですよね。
何度か行ってるんで今回は行きませんでしたが。
(参集殿横のお茶席には毎回行っていますが フフ)
林崎文庫も公開? 知りませんでしたわ。
神楽祭。今年は春行けず、この秋行ってきました。
・・舞楽・綾切は本当に恐かったですよ。
小さいお子さん、見たら泣くかもね。
茶室は見ましたよ。松下幸之助が寄贈した云々…,とパンフレットに書いてありましたな。
林崎文庫は春行きましたよ。