7月21日の川曳きに、管理人は茶屋清渚連のスタッフとして参加してきました
そのときの管理人目線のメモ、です
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●06:30a.m.
現地準備実行部隊として、バスで出発
昨日まで降り続いた雨も止み、ホント久しぶりの晴れ
暑くなりそう…
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●06:50a.m.
県立体育館裏、五十鈴川河川敷お木出発場所到着
準備にはいる
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●08:00a.m.(あー、正確な時間、忘れたや)
神宮式年遷宮内宮領川曳初式および奉納お引渡し式
今日は初日ということでセレモニー
偉いさん方の挨拶
その後、奉納お木引渡し式
神宮より、ウチの地区(茶屋清渚連)へは3本の奉納お木が受け渡される
(他は、もういち地区以外みんな1本だよ!)
(1本と3本じゃ重さにえらい違いが…)
(というか、今年のお木曳きは、各地区お木は1本じゃないのか?)
(えっ…、1本か3本か任意で選べたんですか!)
各地区、暫時お木を運ぶソリにお木を積み込む(荷締め)
お木はクレーンでソリの上へと丁重に運ばれる
途中、絶対荷崩れ起さないように、かつ、ほどき易いように、見た目綺麗なように、お木をソリへと縛り付ける
毎日のように練習していた、ウチの地区、なかなかてきぱきと仕事をこなしてる
管理人は、見てるだけ…
(練習も、一度だけ、見てただけぇ)
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●09:15a.m.〜
暫時一般参加者を乗せたバスが到着。
ウチの地区だけで計9台のバスで約600人以上の参加、と聞いている
久しぶりの顔をたくさん見る
みんなお木曳きに帰ってきてるんだ
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●09:45a.m.〜
氏神様の二見興玉神社による、安全祈願のお祓いならびに出発式
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●10:00a.m.
一番ゾリ出発
ウチの地区は、三番ゾリ
二見町の各地区、東から順番にソリを出発させていくので
20分間隔でソリは出発して行く
全部で6つのソリが出る
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●10:20a.m.
二番ゾリ出発
見事に予定時間通り
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●10:30a.m.
ウチの地区のソリが五十鈴川へと下ろされる
と同時に100メートルの曳き綱2本を伸ばしていく
管理人は事前にソリに一番近いところの綱を持つことに決まっていた
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●10:40a.m.
出発
川の水量は、昨日までの雨の割りに、少ない
それと、川底のごろ石のため、ソリがとてつもなく、重い
綱の一番根元を曳くと、ダイレクトにそれが分かる
お木が3本、それにソリ
どうだろ、計1.5トンはあるか…
それにしても、重い
動かない
出発場所から徒歩3分の橋まで約20分かかる
みんな綱を振り回し、水を掛け合いして遊ぶ
川中での遊びは、水の抵抗のため、結構体力を使う
後半の力仕事のため体力温存
綱を離し、遊んでいるのを見てる
うーん、楽しそう
これが、川曳きのよさなのだ
見てても楽しい
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●11:00a.m.
最初の橋の下を通過
神宮の建物に使われるこのお木は、神聖なものとみなされるため、お木が橋の下を通過するそのときは、交通は全部遮断される
お木をまたぐな、ということらしい
最初の橋、浦田橋は伊勢道路入り口、すばやく抜けなければ渋滞の元となる
すばやく、ったって…、重い・・・
川藻で滑らないように地下足袋の上にはいていた草鞋が切れる
早すぎるよ!草鞋よ、もう少しもっておくれよ!
浦田橋をくぐったら、先発隊の2団が止まってる
なんか手違いで、一番ゾリが休憩に入ったって?
お木は何があっても追い越しは出来ない
今は6つのソリが全部川の中に入ってる
100メートルの綱をつけた6つのソリが、本来の休憩地点までの約6〜700メートルの間にひしめき合う
ということは、今コース全体に隙間なくソリが点在してる
今の状態で、先頭が止まれば全部が止まる
約15分間の緊急休憩
ほら、後ろの団、4番ゾリの三津が追いついてきた
後ろの団のお木は今まさに橋をくぐっている
橋の下で三津は止まるわけにはいかない
橋の上は通行止め
追い越せないと言っても、綱先だけはウチの団を追い越してもらわないと、三津のソリは橋をくぐりきれない
橋をくぐってもらうため、綱の先頭はウチの団のお木を追い越してもらう
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●11:30a.m.
コースの中間点、赤福本店裏、新橋下中州で昼休憩に入る準備
川の深さはこのあたりが一番深い
身長183cmの管理人の,腰上あたり
ソリは浮いている
ひっくり返らないように梃子方が気を使う
なんとか深みを越え、中洲にソリをつけ,休憩に入る
13:00p.m.出発予定
おぉ、弁当がすんげぇ豪華に見える!
全身ぬれてるから分からないが、かなり汗をかいたらしい
のどがとても渇いてる
糖分を欲している…
お茶やフルーツジュースをリットル単位で飲み干してしまう
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●13:00p.m.
出発
この先、2ヶ所の瀬越えをしなければいけない
瀬越えでチビさんたちが滑らないように管理人は綱をはなれて警備に立つ
草鞋をなくした管理人、滑ってるよ!
(足に疲れがきてる・・・?)
そのまま、綱を手繰り寄せるため,瀬の上で留まる
そして綱元でソリを引っ張り上げる
重いソリを引っ張り上げるのにかなりの力が要る
引っ張り上げるときは、綱を上下に振りつつ引っ張らなければソリは上がってこない
案外息があったので、難なくソリは瀬を越える
烏帽子岩を横目にすぐ次の瀬が、若干大きい
同様に綱元でソリを引っ張り上げる
2度ほど止まるが、なんとか上がる
やべ、クタクタだ
足もつりかけたよ
前半の、水深の浅いところで結構体力を使ったみたい…
この瀬を越えると、目の前にはお木を川から上げるポイント,宇治橋が目の前に見えてくる
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●14:00p.m.頃
お木の引き上げ準備
宇治橋脇のお木上げ場所に向かってまっすぐソリを止める
綱先は宇治橋をくぐって先のほうまで行ってるが,お木上げ場所までもどる様指示
宇治橋下は石を組み合わせたせせらぎになってるが,ここがよく滑る
綱先を持ってお木上げ場所を先に登る
長さ100メートルの綱だから,ソリは川の中でも綱先は神宮神域にもう入ってる
ここでお木を一気に上陸させる
ただ,お木上げ場所の坂は,多少s字を描きつつ,大きく右へとカーブする
綱にかかる張力は,最短,つまり真っ直ぐになるよう作用する
自然と綱は真っ直ぐになろうとする
つまり,カーブで綱は内側へ内側へと飛ばされる
それをコントロールするため,カーブの外側へ外側へと本気の力で押してやらなければいけない
じゃないと,坂脇に生えてる木や石垣にロープの張力ではじけ飛ばされて怪我人が出る
(実際,過去何人かはケガをしてる)
へたすりゃ,ソリがカーブ内側に乗り上げひっくり返る恐れもある
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●14:00p.m.頃
神域入ったお木を静々と引っ張っていく
ここでは川の中で引っ張れなかった子供や年配者に綱を譲る
というか,なんだかオーバーだけど,肉体的にも精神的にもホンマにクタクタなので,もう綱をもちたくない、というのが本音…
神宮参集殿前にてお木を奉納する
ソリから下ろされ,転がされ,無事奉納されたお木を見てると,準備で走り回ったこと,ここまで引っ曳いてきたシンドさなど、無事奉納されたお木を見ていろんな感情が頭の中を巡る。
とともに管理人のグループ長(曳綱係)から「おつかれさん」の一言で,我ながら,涙腺が緩みかける…
ほんとに準備はてんてこ舞いだった…
(上の人たちのプレッシャーも感じながら…)
その後,内宮御垣内参拝
(普段賽銭投げてお参りするところの,さらに中へ入れてもらうのが御垣内参拝)
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●15:00p.m.過ぎ
自由解散
お木曳きに帰ってきてた従姉と赤福氷を食べに行く
その後,従姉と別れ,後片付けの様子伺い
うひゃ,赤福氷食べてる間に後片付け終わってたよ
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●16:00p.m.頃
地区の事務所に帰還
若干の後片付け,そして流れ解散
シャワーを浴び,疲れで午後6時前ごろ少し寝る
7時半頃目が覚めるが,そのまま少しゴソゴソして9時過ぎ布団へ,10時には寝てしまう…
2006年07月23日
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ホントにホントにお疲れさまでした・・・。
このメモで、川曳きの様子が蘇ってきました。
あの浦田橋の一件はそういうことでしたのね。
茶屋のお木は3本??気合い入ってたんですね・・・。あの面々ですもの。
他の団の方々にも、いろいろ応援を頂きました。
ありがとうございました。
ただでさえ水中を歩くのは体力の要ることなのに
ましてや川を溯るわけでしょ?大変ですよね。
私は内宮のお木をあげる所にいたのですけど、
玉砂利に疲れた足を取られてひっくり返る人とか
挙句には胸をうって救急車も来てました。
法被を着ていたら手伝いたいくらいなんですけど、
いかんせん、昔の川曳きの法被か陸曳きの法被しかない。
飛び入り参加ってどの程度OKなんでしょうね?
レス,遅くなってます。
お疲れ様でした。
そうなんですわ,浦田橋の件は,そういうことで…
しかし,お木が3本は,ホント重い…
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■元伊勢市民さん
レス,遅くなってます。
いやいやいや〜,水の中って思った以上に体力消耗しますです。
内宮の引き揚げ場所は,一番危ないところなんです,実は。スタッフサイドも一番キンチョウします。
飛び入りの件ですが,昔の川曳き法被(青いヤツ)は,川曳き全団共通みたいですね。襟に入る団名が違うだけで。前々回のお木曳きかな?写真を見たんですが。写ってる法被だけではどの団だかわかんないです。
というわけで(?)。昔の法被着て,さりげなく入れば,わからない…?
(答えになってるんだろか…)