さてさてさて,明日22日からいよいよ内宮川曳きが始まります
というわけで、23日に奉曳を控えた宇治奉曳団の采作り
昨日20日ちょっとお邪魔してきました…
***************
先日、
宇治の采を作ってる溝口木工所の
溝口さんを紹介してもらいました。
でも、あと3日後に本番を控えた
宇治奉曳団の采、もう作り終えた
だろうなぁと電話してみたら、
「今、やっとるよ」とのこと。
おっっっ間に合った!!!
ただちに作業場になってる自宅へ
お邪魔させてもらいました。
川曳の采は紙ではありません。
どこの団も木材を使ってます。
宇治の奉曳団は檜、内宮お膝元!
ちなみに二見ではミズや柳の木が
多いかも。
その檜をうすーく削って365枚を
一本に。重いから子供用は少し少なめ、
女性用は柄の部分が少し細めのよう。
ちなみに柄は八角形。
薄く削った檜は、くるーんっと丸まって
しまうので、アイロンがけして、こうやって
新聞でのばしておくんです。
このアイロン作業、とてつもなく時間が
かかるのです。
溝口さんは大人用を32本、子供用を15本
つくります。
ってことは11680枚プラスざっと3750枚、
15000枚もアイロンかけるんですよ、すっげ。
時間かかるわ、そりゃ。
家族総出の作業みたい。
そうやって、お子さんたちも
覚えていくんでしょうね。
どでかホチキス!できっちりばちんばちんと
薄く削った檜のシートを重ねてるところ。
職人のまなざし!
お木曳は溝口さん3回目。
お父さんも采つくってたんですって。
ばちんばちんと止め終わったら
仕上げに紐で縛ります。
これには綿の紐と麻の紐を使います。
きつくしっかり縛らないと
ほどけてしまうとまずいので、
ここで最後の気合いがはいります。
手がきれそうになるとか。
1本つくるのに相当時間かけてますね、
たいへんだ。
こうやって丁寧にてづくりされた采を明日21日、
宇治のみなさんにおさめるんだそうです。
溝口さんは副団長さんでした。
当日、がんばってください。
あっ子供用は当日の日曜日におさめるそう、
それまで、作業は、まだ、続く・・・・・
*********************
宇治の木遣り練習〜
*********************
お客さんが姿を消して、ひっそり静か。
しかし、しかし、木遣唄が聞こえます!
ここはおかげ横丁太鼓櫓。
宇治人が練習しております。
本番に向け最後の調整ってところでしょうか。
ここのところ毎日、こうやって夜になると
集まっておるようです。
女性木遣りさんも、夜空に響くすてきな
声でした。
2006年07月21日
この記事へのトラックバック
陸曳は濡れる心配ないから、くるんくるんした物も
あったけど、川曳はねえ・・・。
明日はいよいよ 川曳初日!!
予報では、晴れるみたい?だし、
気合い入れてがんばろう〜
あの役木曳に比べたら・・・
全然余裕なんでしょうねえ・・・。