2006年04月10日

4月9日:本日の浜参宮

今日の一番乗りは宇治の奉曳団のみなさま。
館、浦田、今在家、中之切の団が今回はひとつに。
なのでハッピもすべて新調したそうです。


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興玉さん本殿で木遣りを奉納する
宇治奉曳団のみなさま。


0409-1-2.jpg


木遣り子のハッピには御正殿の千木が。
神宮のお膝元らしい絵柄に納得。


ちなみに曳き手のハッピは
左袖のところに赤い字で
地区名が書かれてありました。


0409-2-1.jpg


宇治の奉曳団のお帰り。
賓日館のうしろの山は桜彩り春盛り。


0409-2-2.jpg


下長屋の子ども木遣りは
紋付き袴の全身水色。
なんかみやびないい感じ。


0409-3-1.jpg


本日9日は,
曽根,岡本,吹上,岩渕,尾上,岡本豊宮崎団が来ました。
宇治連合団も来ました。


『宇治』と『山田』がほぼ揃い踏みぃ,です。


曽祢の道唄連では
立派に生演奏。


0409-3-2.jpg


曽祢のザイ、こんなに
カールしてるんです。


0409-4-1.jpg


岩淵のちびっ子、
ザイの振り方に力はいってました。


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女性の皆さんも盛り上げております。
生涯学習センター(昔の二見バスセンターです)横広場で
手踊り披露の神社です。


0409-5-1.jpg


駅前広場で輪踊りの尾上町。


0409-5-2.jpg


そうそう,ハッピがおもしろのです。


岡本といえば宇治山田駅周辺のにぎやかな
伊勢市の中心でもありますが、ハッピに
書かれたカエデの絵。どうしてカエデ?


0409-6-1.jpg


岡本近辺、
むかしはカエデの木が多い静かな静かな
ところだったとか。


そして鹿の鳴き声も聞こえる里であったと
伝えられ、「鹿聞里(しかきくさと)」と
呼んでるそうな。


風流ですなあ。


岡本町は1丁目と2丁目は鹿聞里で3丁目は宮崎。


宮崎はわりと新しい地区で宮崎(豊宮崎)文庫から
地区名になってるみたいです。


 豊宮崎文庫は慶安元年に造られた
 外宮祠官子弟ための学舎のこと。
 講堂が明治に焼け、資料は神宮文庫に展示されています。



もひとつついでに、カエデの兄弟。
太鼓演奏に聴き惚れる
岡本町カエデのちびっ子たちです。


0409-8-1.jpg


そして吹上町。軍配に富に貴?


0409-6-2.jpg


「ふうきあげや、これは」と長老さん。
江戸時代の文献にこの字がはまってるみたい。
きっとお金持ちの町だったんでしょね。


それと山田奉行が一時吹上(富貴上)におかれていたころ
お奉行さんが角力取りを数人面倒見ていたことから
軍配の紋が伝えられてるようで。
ハッピひとつでも歴史を紐解くと
いろいろ見えてきますねえ。


岩淵のみなさん、
JRに乗ってお見えでした。


0409-7-1.jpg


ホームも広場も人人人。
にぎやかな駅前。


0409-7-2.jpg


混雑の興玉さん。
時間が来るまで貝殻拾って浜遊びに夢中の図。


0409-8-2.jpg


すぐ目の前は海だもん。
これも楽しいよね。


こちらは岡本町カエデさんの時間待ちの図。


0409-9-1.jpg


いつもと違う、浜参宮時間なのです。


そして浜参宮後のなごみの一コマ。
堤防でお弁当。


0409-9-2.jpg


これも楽しいそう。


遠足気分,みんなたのしく浜参宮。


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■4月8日:本日お越しの各奉曳団■

●宇治連合奉曳団
●下長屋奉曳団
●中村町奉曳団
●神社港辰組
●曽根町奉曳団
●岡本町奉曳団
●吹上町奉曳団
●岩渕町奉曳団
●尾上町奉曳団
●岡本町宮崎奉曳団
posted by 浜参宮観察隊 at 12:27| Comment(7) | TrackBack(0) | 一年次お木曳き浜参宮> 本日の浜参宮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
現在は結婚して違う土地に住んでいる者です。

お木曳きだけは何が何でも参加したいので
ダンナと娘もまきこんで、
実家の岡本より参加させていただきました。

77団あると聞く奉曳団、
法被全種類、采全種類、見られるHPはないかな?
と、こちらにたどりつきました。

宇治地区にも昔住んでいたのですが
今回からは新しい法被&采なのですね。
小俣とか新しく伊勢市民になられた地区の方も
新しい法被&采なのかな?

これからも楽しみに見させていただきます。
Posted by 元伊勢市民 at 2006年04月10日 17:12
元伊勢市民さんへ
伊勢には伊勢人とかしんぷるとか地元誌があり前回のお白石持ちの時にはしんぷるがはっぴの写真を町別に紹介してました。でも行事が終わったあとだったから記録になっただけで事前にすべてのはっぴがわかる写真の特集があればお木曳きも楽しく見れるでしょうね。お木曳きガイドブックかな令伊勢ぶんか舎さん是非作ってよ囹
Posted by テツボウ at 2006年04月10日 20:59
お疲れさまです。拝見しました。
いい記録になりますね。昨日は風が強くて
大変でした。

雨降ってきてます。どーも天気がだめですね。
神風吹いて雨雲を追いやってくれるとよいのですが。。。
Posted by K.T@NKD at 2006年04月10日 21:32
テツボウ様。
『お木曳き』ガイドブック!いいですね!

どこの町がどこまで曳くとか、
陸曳きと川曳きの違いとか。
木遣り歌も耳では聞いていても
文字で見ると違うかもしれないし。

伊勢市民でも判らない事たくさんあるはず。
例えば、今回HPを拝見するまで
磯町さんが両方するとは全然知りませんでした。
采も何で365枚なのか?

う〜ん、作って欲しいですよね!!

Posted by 元伊勢市民 at 2006年04月11日 07:54
●元伊勢市民さん

こんにちわ。管理人です。
小俣の奉曳団,新しい法被で浜参宮みえてましたよ。
こんな感じでした↓
http://hamasanguu.seesaa.net/article/16120809.html

なるべく全団の様子を写真に収めるようにしています。
これから順次アップできればいいな,と思ってます。
よろしくです。

木遣りの歌詞(?)も今手元にあります。
これもアップしていきますので,
お楽しみに。

あっ,あと,私の書き方も変でしたね。
すいません。

> 磯町さんが両方するとは全然知りませんでした。
磯町さんは,宮川から外宮を経由して内宮まで,内宮の扉木を運ぶんだそうです。外宮は経由らしいです。お木曳き車も大きな大きな木を二つに割って扉木が運べるように,他の車とは違って平らな形をしています。写真で見たことがあります。

> 采も何で365枚なのか?
川曳きをする団の采は365枚の柳の木だと聞いています。
なぜか…,は今度聞いておきますです。
(私の地区は川曳きなので…)

よければ,こちらのサイトもどうぞ。
伊勢の若いのが集まってお木曳きを盛り上げよう,
とこういうこともやってます。
(私も顔は出さしてもらってます)
ここにもいろいろ情報があります。
http://okihiki.g.hatena.ne.jp/

ちなみに明日12日はお木曳き始めです。
私も川曳きで曳いてきます。

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●テツボウさん

こんにちわ。
お木曳きガイド,いいですね。
伊勢ぶんか舎さん,作ってくれ〜(笑

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●K.T@NKDさん

今日11日は嵐ですね。
なんとか明日は,せめて雨上がってほしいものです。
Posted by 浜参宮観察隊Y(管理人) at 2006年04月11日 16:16
雨、止んだみたいですね。
神事はどういうわけか晴れるという噂。

最近、何の神事だったか、忘れましたが、
雨の中準備が始まったのに式典を始める瞬間に
雨がピタッとやみ光が差してきた、とのこと。
で、終わったらまた降り出した、という。

なんの神事だったか思い出せないのですが、
これは噂ではなく「事実」です。

ちょっとオカルト?

そうそう、伊勢文化舎さんのBBSに
ガイドブック作ってと書き込んできました。
(あつかましくも)
文化舎さんの琴線に触れますように。
Posted by 元伊勢市民 at 2006年04月12日 08:35
お木曳本はひそかに計画中です。
本日も五十鈴川をウロウロ、
役木密着で取材してましたー。

来年のお木曳には間に合う計画です。
Posted by も@伊勢文化舎 at 2006年04月12日 19:22
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