2010年06月29日
石仙の二見焼
二見焼、、、
たい焼き、とかでなく
萬古焼のたぐい、陶器です
『二見地誌※』の名物のコーナーに
四、「石仙焼」は大へんいゝものであります。
と書かれています。※昭和6年発行の副教科書
石仙さんが焼いていた二見焼、なのです
さてこの石仙さん
お生まれは・・・
爺様は美濃国不破郡赤坂に陶芸の窯を築いた
京都出身の清水孫六さん
この方の二人の子どもが温故さんと石遷さん
どちらも陶芸の道を進み、弟・石遷さんは
彫刻による装飾の技を生み出した人
二世石仙は父・石遷に製陶を教わり
常滑で茶器などの製法を学んでから
明治40年に二見で開窯しました
朱泥や紫泥の地肌に
型押しによる装飾、
彫刻がほどこされ
色絵の柄は現代感覚に通じるものが
あったとか・・・
この器たちと黒い看板は
塩羊羹の五十鈴勢語庵さんに
飾られております
「二見」!
旅館街の直営店でのみ
販売されたようですが
勢語庵さん曰く
隣が店だった、とのこと
今その場所は駐車場・・・
神宮チックですよね
この絵付け
茶屋のお墓には、石仙さんの墓碑が
たちます
ちょっと、いや
ずいぶん、目立ってます
朱泥色の陶製で
宝珠とかさがのってます
正面に
陶工清水石仙 妻結之墓
裏面には
三世清水石仙之建
と刻まれています
二見では珍しい
陶芸家のお話でした
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