2016年08月04日

【その5】神前砲台の現状

神前砲台
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三重県教育委員会(1984年).三重の近世城郭 p.73
三重県教育委員会提供

潜島がある神前岬からさらに鳥羽方面へ
回り込んだところにある小さな岬の上にあります。
場所はここになります。



砲台跡の大きさは約18m×20m。
二見町の地割図、二見町土地宝典の該当部を見てみると
はっきりと砲台の跡が見て取れます。
(六六四五の場所)

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この下へと延びる細長い部分も
『南の後方に幅3.2mの道路が南方の浜に続くのも注意を引く』
と三重の近世城郭 p.73に記されているとおりです。

同様に「三重の近世城郭」に記されているところによると
北東側の前面の土塁の幅が7m近く(中略)高さ1.2m程の土壇状ともなり、南隅の土塁は、幅2m〜3m、高さ1.5m程ある。坑内中軸線から北西面が床面で20p〜30p高く、南隅には約2m四方の凹みがある。施設の配置に関連ある遺構であろうか。保存状態は良好。


---二見の砲台---
【その1】はじめに
【その2】時代背景など
【その3】高城(今一色)砲台の現状
【その4】鮫川(茶屋)砲台の現状
【その5】神前砲台の現状
【その6】二見陣屋の現状
【その7】一色砲台と大湊砲台の現状
posted by 浜参宮観察隊 at 01:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 二見の話題> 二見温故知新 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする