今頃はご来光でしょうか・・・

土路の富士講をお伝えしてきましたが、
なんと!二見の松下地区も、富士講です

毎申年の富士詣り、若い衆の多かったときは
「あいさ詣り」といって申年と申年の間でも
行われていたというもの

松下社絵馬殿には富士詣りを
描いたものがいくつか奉納されています

道唄には、祓い島で禊ぎをし、富士山を遙に拝み、
千尋の浜より船に乗り、吉田の港へ
(千尋の浜は潜島への鳥居があるあたり)
ふたかわ、しらつか、まえざか、浜松、天竜川
掛川、にっさか、中山、菊川、金谷、大井川、島田
藤枝、まりこ祝、安倍川、府中、江尻、清見寺、美保松原
たごの裏、おきつ川、ゆい、かんばら、富士川・・・と
道中の名だたる場所が示されています
かつては海路を兼ねた大変な旅の行程
今回は7名が霊峰・富士を目指し、陸路で
28日朝5時に出発、午後3時頃に5号目に
登拝のあいだ、松下コミセンに家族の方と区長さんたちが

昔は、弓祭りもする広場に、富士を象った屋台を組んで

熊笹と松の木で御山を築き、囃子の舞台をセット

平成4年まで、このような形で夜通し躍り続けたそうで
前回の平成16年に、コミセンに設置
今回も前日27日に区長さんたちが準備してくれました

昔は松下が慶光院の寄子であった関係からか
富士詣りのことを慶光院に報告していたと
地下文書に記されているようです
松栄会のみなさん、ご無事の下山を!