2015年10月13日

獲鯢誌

ちょうどシーパラダイスの向かいの山肌に
江地区の墓地があります。
その墓地入り口、通称「江の地蔵さん」の脇にある
小さな石碑「獲鯢誌」

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二見町史によると、
明治29年12月29日、北條の浜にクジラが入り込み、
村中総出で捕獲する、江地蔵境内にこの碑「獲鯢誌」を建てる、
とあります。

北條の浜は今の江に流れる五十鈴川派川の河口
ちょうど国道の橋が架かっているあたり。

石碑の後半部分に

けだし鯨鯢に数種あり、
ここに獲れるは俗称座頭、
その長さ六尋なり。
すこぶる益得あり、
よりてその功績を永世に留めんと欲し、
石を勒(きざ)み且弔祭して云う
(二見町史)。

とあります。

一尋は約1.5mなので、六尋、およそ9mの
ザトウクジラ、だったらしいですね。

子供のころから江の墓へ行くと
鯨の墓やで拝んどきないな
といつも線香たててました。
posted by 浜参宮観察隊 at 22:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 二見の話題> 気になる石碑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする