2013年09月10日

西の地蔵講

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瓦屋根の旧地下です 西村(二見町西)です

平成25年のスケジュール
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庚申さんの日です

庚申とは庚(かのえ)申(さる)の日を意味し、
この夜に人の体の中にいる三尸の虫が、
寝ている間に体から脱け出し、
天帝にその人の行った悪行を告げ口に行く

寿命を司る神・天帝は悪いことをした人に
罰として寿命を縮める
ところが三尸の虫は、人間が寝ている間にしか
体から脱け出ることができないので、
庚申の日は徹夜をする、これが庚申待ち
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西では庚申の日のほかに
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観音さん、地蔵さんの日には
おばあちゃんたちが集まっておつとめ

地蔵講と呼ばれています

多いときは30人ぐらいいたそうですが
今では13人
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それでもみなさん欠かすことなく
月に2回と庚申さんの日には
旧地下かコミセンに集合

般若心経、庚申さん、子安さん、お地下さん…
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昔は昼も夜も
お米集めて食事も一緒にしてたそうですが
今は簡略化されて昼ご飯食べてここに来て
1時間ほど そのあとはおしゃべりタイム
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地蔵講キットはブルボンとかあられの
カンカンに入れて
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手書きのお経は先輩のを写させてもらったんだって
何代にも渡って受け継がれています
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*・*・*・*

かつてはここにありました
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日待供養塔や彩色の庚申塔が並ぶ道
この道を隔てた南に籠り堂があって
おつとめしていたそうです
posted by 浜参宮観察隊 at 05:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 二見の話題> 地元の小さなお祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

川上村の手拭い

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天明の家 江戸時代中期の民家の再現
(天明:1781-1789)
奈良県川上村入之波にあったおうちです

そこで見付けたのが
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伊勢音頭手拭いっ

奈良の吉野の山奥で
伊勢音頭とは!なんかうれしい

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奈良県吉野郡川上村は
吉野林業の中心地で吉野杉・吉野檜の産地

ノコギリは種類豊富

吉野杉は酒樽づくりに最適
樽丸の実物とか
大正時代には盛んな筏流しの
筏に使うツルとか
ありました

吉野川の源流で
山と森を守り、樹を大切にしているところ
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http://www.genryuu.or.jp/