1日の朝、神前海岸の浜
松下の人々による注連縄づくり
注連縄といっても潜島(くぐりしま)用です、デカイ
今日は神前普請(こうざきぶしん)
二見の端っこにある潜島には
大潮の干潮時でないとたどりつけません
みなさん8時から準備
今日の干潮9時49分あたりで
潜島を目指します
潜島は島にあらず
神前岬の崖下にある海食洞門です
注連縄の向こうの海から見えてる岩礁は
祓島と呼ぶものでここで贄海神事がありました
天照大神に奉る海の幸を採取する贄海神事は
旧暦6月15日に行われ、その道普請として
この注連縄張りだけがいまも続いています
雨でよく滑るし、注連縄かついだ人は
大変……濡れて重くなるし
岩場を越えて到着!潜島
干潮時には鳥羽方面の海を覗けます
ここにはみなさん茅の輪をお供え
家内安全、無病息災を願います
運んできた注連縄に
お神酒をのませます
岩場によじのぼり、縄をひっぱり
潜島の前に2本くくりつけます
取り付け完了!
無事に感謝
江戸時代、
伊勢の神前、国崎の鎧、
波切の大王なけりゃよい
と、船乗りたちに恐れられた荒々しい岬です