朝早くから
とりわけにぎやかな内宮前
真新しい姿の宇治橋です
まぶしいほどに白く輝き
清々しいヒノキの香り
この宇治橋に未完成の部分が
…………
外流側、入口から2番目の擬宝珠は、
いまだ設置されずにおります
午前10時
斎館を出発した一行はまず仮橋を渡り
宇治橋の平安を守る饗土橋姫神社へ
そして祈祷された万度麻が
2番目擬宝珠にはめられます
一万度お祓いを行ったという
意味があるあいがたい万度麻
ハイビジョンの大画面に
参拝者くぎづけ
20年間、擬宝珠の中で
宇治橋を見守ります
そしていよいよ新しい橋へ
めでたい渡始式の先頭をゆくのは
渡女さん
伊勢市民から選ばれた長寿の媼と
そのご家族
晴れ晴れしいですね
宇治橋の工事に当たった橋工さん、
それに大宮司以下の神職さんが続きます
そして日本各地から三代夫婦が58組
三代続く家族にあやかり
橋も永続しますようにとの
願いをこめた風習です
この気品漂うお方は?
祭主・池田厚子さまも
今日は斎服にあらず
そしてお昼前
ようやく一般の方の
渡り始め開始〜
神域内では祝いの舞楽が
はじまりました
舞女4人の「萬代舞」
右側通行の宇治橋
帰り道では
万度麻の納まる擬宝珠を
近くで見ようと人だかり
新しい宇治橋が完成し
遷宮まであと4年です