2008年08月17日
御薗小林・手筒花火
ちょうちん灯る御薗宝林寺の境内
初盆供養や五穀豊穣の願いを込めて
手筒花火と大念仏羯鼓踊りが
繰り広げられます
太鼓や鐘の音の中
勢いよく火の粉を吹き上げる手筒花火
滝のように降り注ぐ火の粉を浴びる
白装束姿の青年が勇壮です
満月近し
このお盆行事は江戸時代から続いており
手筒花火は迎え火・送り火の変形とされてます
幕府天領御料地であった
上條・小林の両地区に伝わります
無数の火花が散り夜空を紅く染めます
稲穂の稔るたんぼでは打ち上げ花火が
寺の境内で大念仏がはじまりました
大念仏踊りに使われている小道具が
「羯鼓(かっこ)」と呼ばれてます
■手筒花火の御薗町小林・宝林寺
円座・かんこ踊り
8月15日
円座は正覚寺に現る異形の方
真っ先に目を引くのは
その頭に乗った大きな箒様のもの
白い毛を束ね根元を赤く結い
その高さは優に1メートルはあろうかと
そしてその裾から伸びおちる毛は
頭全体を覆いつくし,その顔は見えない…
着ている衣裳は黒白の縦縞模様
腰には白布で巻いた蓑を付け
黒い手甲に黒い脚絆,そして黒足袋に草鞋姿
そして首から下げる両面叩きの小さな太鼓…
=================================
というわけで円座町正覚寺で行われた
かんこ踊りです
『かんこ』 は 『鞨鼓』 と書き
みなさんが下げてる両面叩きの小さな太鼓のこと
雅楽で打たれる太鼓です
これを打ち鳴らしながら踊るので
『かんこ踊り』 といわれるとか
盆の念仏踊りの形態です
あたりが薄暗くなってきた午後7時
かんこを持った踊り手さんが入場してきます
頭に被っているのは,シャグマと呼ばれる
馬の尻尾の毛で作られたもの
「そうやなぁ〜,古いものは200年くらいたっとるんやないかな〜」
と隣のおばあちゃんが教えてくれました
踊り手は小学生から二十歳くらいまで
小さな子はシャグマの代わりに花笠を被ります
「最近はみな大学行ってしもて,きれいに踊る人が少くのなってな〜」
とおばあちゃん,ちょっと寂しそうでした
境内中央に焚かれた火を囲み
あたりに響く鐘とホラ貝の音がどことなく物悲しく
盆の念仏踊りなんだということを思い出させます
短いバチでかんこを鳴らしながら廻るそのときに
ふわっと大きく広がるシャグマが薄暮の空と火に照らし出されて
ちょっとキレイです
鐘ホラ貝の鳴り物に合わせて舞う踊りに
世話役の男集が低く歌う念仏に合わせて舞う踊りの二種類を
およそ20分ほどかけて舞い,約30分の休憩に入ります
休憩後また火を囲んで踊りが始まる頃
あたりはすっかり暮れて幽玄な雰囲気に包まれます
要所要所を照らす白熱灯と
本堂からもれる申し訳程度の蛍光灯以外の灯りがなく
火に照らされた目の前で廻り踊る異形の衆
鳴り響く鐘やホラ貝の悲しげな音
長年変わらぬであろうその雰囲気に
此処がどこで今は何時なのか…
ふとそれを忘れてしまいそうな
円座のかんこ踊りでした
■円座のかんこ踊り
円座は正覚寺に現る異形の方
真っ先に目を引くのは
その頭に乗った大きな箒様のもの
白い毛を束ね根元を赤く結い
その高さは優に1メートルはあろうかと
そしてその裾から伸びおちる毛は
頭全体を覆いつくし,その顔は見えない…
着ている衣裳は黒白の縦縞模様
腰には白布で巻いた蓑を付け
黒い手甲に黒い脚絆,そして黒足袋に草鞋姿
そして首から下げる両面叩きの小さな太鼓…
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というわけで円座町正覚寺で行われた
かんこ踊りです
『かんこ』 は 『鞨鼓』 と書き
みなさんが下げてる両面叩きの小さな太鼓のこと
雅楽で打たれる太鼓です
これを打ち鳴らしながら踊るので
『かんこ踊り』 といわれるとか
盆の念仏踊りの形態です
あたりが薄暗くなってきた午後7時
かんこを持った踊り手さんが入場してきます
頭に被っているのは,シャグマと呼ばれる
馬の尻尾の毛で作られたもの
「そうやなぁ〜,古いものは200年くらいたっとるんやないかな〜」
と隣のおばあちゃんが教えてくれました
踊り手は小学生から二十歳くらいまで
小さな子はシャグマの代わりに花笠を被ります
「最近はみな大学行ってしもて,きれいに踊る人が少くのなってな〜」
とおばあちゃん,ちょっと寂しそうでした
境内中央に焚かれた火を囲み
あたりに響く鐘とホラ貝の音がどことなく物悲しく
盆の念仏踊りなんだということを思い出させます
短いバチでかんこを鳴らしながら廻るそのときに
ふわっと大きく広がるシャグマが薄暮の空と火に照らし出されて
ちょっとキレイです
鐘ホラ貝の鳴り物に合わせて舞う踊りに
世話役の男集が低く歌う念仏に合わせて舞う踊りの二種類を
およそ20分ほどかけて舞い,約30分の休憩に入ります
休憩後また火を囲んで踊りが始まる頃
あたりはすっかり暮れて幽玄な雰囲気に包まれます
要所要所を照らす白熱灯と
本堂からもれる申し訳程度の蛍光灯以外の灯りがなく
火に照らされた目の前で廻り踊る異形の衆
鳴り響く鐘やホラ貝の悲しげな音
長年変わらぬであろうその雰囲気に
此処がどこで今は何時なのか…
ふとそれを忘れてしまいそうな
円座のかんこ踊りでした
■円座のかんこ踊り