2008年06月22日

龍宮社の郷中施

旧暦5月15日

龍宮社の郷中施です
龍宮社の郷中施です

夫婦岩と
迫力のある白い龍
竜宮社の脇にあるよ

ここの祭神は大綿津見神

海の守護神です

また龍宮さんとして尊ばれ
心願成就、開運、商売繁昌、
海上交通安全、大漁満足等に御利益あり

郷中施は寛政4年5月15日(旧暦)に
二見郷江村をおそった大津波

無難の家はわずか5、6軒という災害

村人たちは隣人相助け合い
励まし合ってこの水難から立ち直りました

以来犠牲者の追善供養と
再び水難にあわぬようにと
海の安全を祈願し五十鈴川江の河口に龍神を勧請
旧暦5月15日に 『郷中施』という名の神事を行います

この龍神は
五十鈴川河口の埋立や護岸工事のため
昭和13年、興玉神社境内に遷され
龍宮社となりました


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拝殿での神事が終わって
木舟が運び出されます
神事が終わって


木舟には
きゅうり、みる、まつな、なすのお供え物
(みる、まつなは海草です)
きゅうり、みる、まつな、なす

「津波を急に見るな、待つな」の意味
『急に(きゅうり)見るな(みるな)、待つな(まつな)』です


海へと
巫女さんの手で海へと流します

一同でお見送り〜
神職さん一同 
清渚でお見送り

お帰りで〜す

龍宮社は社殿を越えて
夫婦岩の横を過ぎ
二見プラザ側の鳥居近くです
posted by 浜参宮観察隊 at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 二見の話題> 素描/夏・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする