龍宮社の郷中施です

夫婦岩と
迫力のある白い龍

ここの祭神は大綿津見神
海の守護神です
また龍宮さんとして尊ばれ
心願成就、開運、商売繁昌、
海上交通安全、大漁満足等に御利益あり
郷中施は寛政4年5月15日(旧暦)に
二見郷江村をおそった大津波
無難の家はわずか5、6軒という災害
村人たちは隣人相助け合い
励まし合ってこの水難から立ち直りました
以来犠牲者の追善供養と
再び水難にあわぬようにと
海の安全を祈願し五十鈴川江の河口に龍神を勧請
旧暦5月15日に 『郷中施』という名の神事を行います
この龍神は
五十鈴川河口の埋立や護岸工事のため
昭和13年、興玉神社境内に遷され
龍宮社となりました
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拝殿での神事が終わって
木舟が運び出されます

木舟には
きゅうり、みる、まつな、なすのお供え物
(みる、まつなは海草です)

「津波を急に見るな、待つな」の意味
『急に(きゅうり)見るな(みるな)、待つな(まつな)』です

巫女さんの手で海へと流します

神職さん一同
清渚でお見送り

龍宮社は社殿を越えて
夫婦岩の横を過ぎ
二見プラザ側の鳥居近くです