2007年12月31日

12月31日:年末恒例・松下社の榊巻き

●松下社の榊巻き@去年の様子↓
http://hamasanguu.seesaa.net/article/30583757.html


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大晦日 風は強いけど
気持ちよい青空の晴れ
トコトコ松下社へ

トコトコと…

道ばたで世間話のお二人ですが
縄より中です
熟練の技!

熟練の技が光りますよん

これなかなか難しいんですよね

071231_sa3.jpg

↑これ藁をやわらかくする道具
年季はいってます

この縄は榊巻き神事の
榊止め用
松下社では境内14ヶ所に
祀られている榊の束に
毎年大晦日に
新しい榊を巻き付け
20年続けます

なんせ14ヶ所
少ない人数で
大変な作業です

これは社殿
一番大きく巻くところです

一番大きく

見栄えもよくせっせ せっせ

せっせ、せっせ

こっちは蘇民社

蘇民社だ!

今日は途中からお二人に…

お二人で…

大木のそびえる境内は冷えるし
なんせ14ヶ所も

でも次から次に
巻き作業をすすめ
お昼までに終わりました

昼までに終わったぜぃ

昼からは屋根の枯れ葉掃除
のようです


そうそう大晦日には
これが供えられてます

本殿と蘇民社の前に
海で採ってきた藻と砂です

本殿と蘇民社の前に藻と砂


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というわけで、平成19年、2007年もまもなく暮れていきます

本年も『浜参宮だより』お読みいただき
誠にありがとでした

また来年もよろしくですぅ〜


by 観察隊@おいおい平成になってもう20年かよっ!

posted by 浜参宮観察隊 at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 二見の話題> 地元の小さなお祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月28日

松下の富士詣り

こないだ注連縄でご紹介した
松下社の一角に
こんな絵馬殿があります

絵馬殿

授与所で手に入る絵馬を
ぶらさげるのかなぁと
のぞいてみますと
かなり大きな絵馬が
梁に展示されとります

でっかい絵馬

これ、富士詣りの記念だそうです

冨士詣り記念!

富士山、見えますでしょ

申の年に松下では
富士詣りをするそうで
若い人が多かったときには
申年と申年のあいだにも
「あいさ詣り」と
12年に2度行われていたようです

交通手段が発展し今では詣りのルートも
変わったようですが
道歌から昔の様子をさぐってみると

まず祓島で禊ぎ
→富士山を遥かに拝む
→千尋の浜より船に乗り
→吉田の港へ船が着く
そこから(中略)
天竜川、かけがわ、菊川、大井川、たごの浦…
富士川と名だたるところを歌い最後にご来光を
おがんだそうです

「富士のお山は こいの山
やがてげこして またまいろ」
が道歌の結び

いったい何日かかったんでしょうねえ

ちなみに絵馬殿
こんな立派な茅葺き屋根の造りです

茅葺きです
posted by 浜参宮観察隊 at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 二見の話題> 勝手に名所・旧跡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月25日

蘇民社・来るべき新たな年へ

蘇民将来の注連縄は
磐子さんのカキコミにありました
「民話の駅 蘇民」でのお求めが便利です

今日(25日)から松下社でも売っております

今日から!

種類は ざっとこんな感じ

リストです

買い込んで帰ろうとしたら…
社務所横の絵馬殿で
なにやらやっとります
まだ飾りのついてない注連縄が…

むむっ?

ベテランお二人が
せっせ製作中です

せっせ、せっせ

いっこいっこ手づくり
パーツ付けです

パーツ付け

およそ2000個作るんだとか
根気のいる作業です

そうそう超特大のこんな注連縄も

特大サイズ!

町内の賓日館用です

これこれこれ!↓
http://ohinasamameguri.com/meguri.htm
(おひなさまめぐり in 二見のサイトから)
(ページの真ん中あたりに賓日館の玄関が載ってます)
(よく見ると大きな注連縄が)

(おひなさまめぐり in 二見もよろしく!)


注連縄には欠かせない
蘇民将来子孫門の桃符…
でおなじみ(?)の
蘇民将来ゆかりの神社、松下社は こちら (mapfan より)

■松下社、国道42号線沿い『民話の駅・蘇民』裏の森です




posted by 浜参宮観察隊 at 21:25| Comment(3) | TrackBack(0) | 二見の話題> 素描/冬・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

二見興玉神社・来るべき新たな年へ

興玉神社で来るべき年の縁起物の
授与が始まりました

(発売ではありません、授与です、授与)

福ざらえに…

福ざらえ…

破魔矢…

破魔矢…

です

福ざらえは輪注連縄が付いて
興玉さんオリジナル!

破魔矢には来年の干支の絵馬
夫婦岩をバックに遊ぶ2匹の
白ネズミです

0712220028.JPG

年の瀬も押し迫り
来るべき子年はすぐそこです
posted by 浜参宮観察隊 at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 二見の話題> 素描/冬・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月24日

12月22日:内宮近辺・冬至素描

12月22日は冬至

宇治橋から
朝日が見れる はず ですが
あいにくの曇り空

あいにくの…

でもたくさんの人が
もしや の期待に
宇治橋前に大集合

でも別の楽しみのあるのです

うひゃひゃ

これこれ
あったか湯気で見えません

くもってます…

かぼちゃぜんざいです

かぼちゃぜんざい!!

冷えた体があったまります

おはらい町では朝のお迎え準備

朝です!朝です!

節気菓子は
神苑の松

神苑の松

透き通る五十鈴川も
冬模様です

冬模様…,な五十鈴川
posted by 浜参宮観察隊 at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 伊勢の話題> 伊勢歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月22日

12月22日;夫婦岩大注連縄張替

本日12月22日は夫婦岩大注連縄張替の日

例年ですと、12月の第三日曜日に行われていた
夫婦岩大注連縄張替…

今年から 第二、第三土日の潮具合がよいとき

へ変更になりまして…


さてさて、今日の大注連縄張替
この季節には珍しく、雨…

…なので、いつも本殿前で行われるお祓いも
こんなところで

お祓いもここで

参拝者による注連縄送りもなく…

注連縄送りもなく…

はよせんと注連縄濡れちゃうから…
かな?

0712220010.JPG

そそ、注連縄はこの日に作られたものですね

この日 ⇒ http://hamasanguu.seesaa.net/article/66152831.html
(11月12日アップ分)


そそそ

興玉神社の氏子地区は
二見の江区、茶屋区です

注連縄張替えもこの2地区の氏子が担当します

5月、9月、12月の年3回行われる注連縄張替え
5月が江区担当なら9月は茶屋区が担当で
翌年は5月は茶屋区で9月が江区…
な感じで両地区交代制です

んでもって12月は2地区合同で行います

なので張替えに参加する 『奉仕青年』 も若干多め

(奉仕青年です、あくまでも)


注連縄張替えに華を添える木遣も
12月は2地区が合同で行います

木遣です

↑こちらは茶屋区の木遣、ですね


全部で注連縄、5本かけるのですが
きれいに仕上げるため細い縄で
5本の注連縄を束ねます

束ねます

仕上げに近づいたころ
参拝客に恒例の紅白餅が振舞われ…

もちっ!

奉仕青年たちが一仕事終えて
帰ってきました…

おかえりです

小さいほうの女岩(根尻岩というんですな、ホンマは)
取っ掛かりがないため、梯子を使って登るんです

(ちなみに男岩は『立石』というんですよ)

さてさて、注連縄も張り替えられて
迎春準備のできた、夫婦岩です

迎春準備でけました

ケロ

2007年12月20日

御朱印帳・興玉神社

こないだお送りした神宮の御朱印帳

こないだ ⇒ http://hamasanguu.seesaa.net/article/70832455.html
(『神宮・御朱印帳』の巻)

そのとき一部で話題?
になってた興玉神社の御朱印帳…

↓これです、これ↓

おきたまさんの御朱印帳!

入手致しました

朱がきれいでしょ。
ただの紙表紙じゃなく、織物っぽくなってます

表は夫婦岩と日の出
夫婦岩の間には
なんと富士山も見えております

富士山が!

芸が細かいっ!!

そして裏表紙にはかわいいカエルさん

裏表紙にはカエルさん

さてさて中身は・・・
3種類の朱印がおされます!!
賑やかですねえ

3種類の朱印です

あ、写真ないですが
境内社・龍宮社でも朱印してますよ〜

2007年12月17日

おしらせ…

昨年まで12月の第三日曜日に行っていました
夫婦岩大注連縄張替神事ですが

今年から流動的になりまして…

潮の加減がいい,12月後半の週末になります

今年は12月22日 に行われます

今週の土曜日です
posted by 浜参宮観察隊 at 16:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 二見の話題> ほっほ〜、な小ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

桃符頒布始祭

12月16日 はれ
松下社の桃符頒布始祭です

社殿ではせっせ準備中

せっせ,せっせ

せっせ…,金鳥?…,それはサッサ!

この「御紋」立派!

りっぱ!

参列の人に聞いたら
「地下(じげ)の印やのう」
松下地区のシンボルマークなのですね

真ん中は桃符の裏にも描かれている
「セーマン」と呼ばれる清明印
そのまわりは松、ですよね、これ

境内たくさん集まってきました
10時半 祭典はじまりです

祭典の

はじまりはじまり

@10時半

昔、松下に住む蘇民将来の一家が
旅の途中のスサノオノミコトを
手厚くもてなしたところ
「家門に蘇民将来子孫と符に書き
吊り下げるよう」
と教えられ、その通りにすると
難を逃れた由来があります

今日は空気が冷たいうえに
境内は木に囲まれぶるぶる

木漏れ陽をさがしているうちに
とどこおりなく終了

終了〜

お祓いを受けた桃符
昔は桃の木を使用したので
桃符といいますが今はヒノキ

今は,ヒノキ

右太

ずっしり重い注連縄
ゆずりは、ひいらぎ、さかきと
うらじろがついてます

上の写真は右が太いタイプ

左太

↑こっちは逆 左太
松下の人はみんなこっちだそうです

祭典終わってさっそく
社務所に並んどります

並んでます

今日からお求めいただけます
蘇民将来の注連縄と桃符

本日解禁!…?

今日は日曜日もあってか
観光で訪れた人もちらほら

旅の記念にこの風習を
買ってる方もお見えでした


これこれ本日の収穫
椎の実です
境内におーきな椎の木が
そびえてます

椎の実だっ!

松の実の脂っこさを抜いた
美味しさと人から聞いて
食べたかったんですよね
posted by 浜参宮観察隊 at 15:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 二見の話題> 地元の小さなお祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月11日

皇大神宮摂社・神前神社

さてさて 125社シリーズも
いよいよ佳境にはいりましたっ

もう佳境ですw

(えっまだたったの3つ目)

(125あるのに……)

(二見の中の5ヶ所なんで)


本日は こちらっ

神前神社!

松下の神前神社
同座してる許母利、荒前神社です

入り口は太江寺の
ペット火葬場の前を

(ココちょっとつらいですが…)

いざ松下の小字許母利の山上へ
石段が整備されてるので
歩きやすいですが結構あります

歩きやすいですが…


伊勢湾を望む荒ぶる岬に鎮座
ここは「伊勢の神崎 国崎の鎧
波切大王なけりゃ良い」と
全国の船乗りに恐れれれた難所の1つ

航行の安全を祈ったといわれてます

沿岸伝いに航海していた当時
志摩半島沖は大坂(大阪)、尾張・三河、江戸を結ぶ
重要航路でした


神宮の石碑
参道と森の境界に設置されとります

071210_kou4.jpg

森林浴気分でどんどん上へ

どんどんと

上へ…

息が切れるころ!到着です

到着,ふひぃ〜

社殿はひとつですが
許母利、荒前神社が同座

社殿はひとつ

でも三柱が同座

樹木の繁る社殿の裏からはかすかに海
波の音はしっかり聞こえてきます

木々の間から潮騒が…

元は山の上ではなく
灯台付近にあったといわれています
その後岬の先端に再建

浸水によって社地を失い
亨和年中に移転(森之内浜辺)
さらに文化3年また移転(崖の上)
そして明治40年今の位置に移されたようです

末社の許母利神社と荒前神社ともに
松下の海岸鎮守の神様です

ここにも境界石碑

ココにも境界

前の神前海岸では
アラメ、 ワカメをとって
内宮の御饌料とするもの
贄海神事が行われてました

神宮ゆかりの神前です

贄海神事、こちらもどうぞ
●神前海岸といえば潜島!(?)
  二見十景より,潜島⇒http://hamasanguu.seesaa.net/article/28638551.html


帰りは数えてみました…
石段合計259!

071210_kou12.jpg


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神前神社/皇大神宮摂社
●祭神
  国生(くなり)神の子
  荒前比売命

= 御同座社 =
許母利神社/皇大神宮末社
●祭神
  粟嶋神御魂

荒前神社/皇大神宮末社
●祭神
  荒前比売命


★場所は,ココ
(mapfan web より。拡大機能もあるので,道順の参考にどうぞ)

 ・赤四角で囲まれている所で道がなくなってますが
  この先は,えっちらおっちら山登り…,です
…しかも神前神社が許母利神社になってます
posted by 浜参宮観察隊 at 11:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 伊勢の話題> 伊勢神宮点描 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする