人がいっぱいの伊勢地方
さて,前フリもそこそこに
先日とあるところで古い絵葉書を発見
『伊勢・宇治橋』と書いてある絵葉書,まぁご覧アレ

(クリックで拡大します)
宇治橋を見慣れた人は…
なんとなく違和感を感じませんか?
宇治橋のたもと,右側に建物が…
はい,最初これ見たとき私は
赤福裏の新橋かと思いました
この建物の感じ
でも擬宝珠の数や後ろの山,杜が宇治橋っぽいんですわ
(ルーペで拡大すると木除杭らしいのも写ってます)
ええぇぇ?と葉書片手に数十分
神宮文庫にいる友人に確認してもらいました
そしたら,曰く…
この建物は、たぶん元御師沢潟(おもだか)大夫の建物(旅館)だと思います。宇治橋手前右側に屋敷があったことは間違いありません。
ふむふむ
宇治橋手前のロータリーや駐車場になっている場所にも御師の屋敷がありました。その建物が取り壊されるのは、明治40年代から大正初年頃だったと記憶してます。
ほうほう
(記憶していますって,キミそのときいたかぁ?)
(まぁいいや)
今の宇治橋を渡った神苑は
明治になるまで館町があったそうな
聞いたことありますな
内宮火除橋,一の鳥居…,手水場のあるところまでは
普通に街があって,宇治橋は市中の橋だったとか
その名残が写ってる,絵葉書
だって宇治橋に人力車が走ってる!
多分,明治40年以前の写真だろうと,友人
ちょっと目から鱗が落ちる,写真です