2007年02月28日

今年もいよいよはじまります!

強風の如月晦日

二見の夫婦岩表参道には
懐かしい幟が復活!!!

懐かしいゆうても一年前
ですが・・・

浜参宮幟

浜参宮です

みなさまお待たせしました

浜参ブログの本領発揮!?

3月11日(日)お木曳二年次にむけ
浜参宮第一弾が予定されています。

乞うご期待っ


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さ〜てブログの導入文
浜参宮体制に切り替えだ〜!

(もっちょっとしたら…)

松尾の観音さん,初午

3月初めての午(うま)の日は松尾の観音さんの厄落とし

弥生三月の初午
今年は3月1日なのだそうで

●参考: 『斎藤家の Wiki なページ』 から 『暦・初午


(まぁ,子・丑・寅・卯・…,で日を数えていくんだそうで)

(普通立春から数えて最初の午の日が初午らしいですな)

(今気がついた!)

(カレンダーによっては大安とか仏滅とかの情報とともに…)

(十二支が書いてありますな)

(それですわ)


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というわけで

初午前日の2月28日,そして初午の3月1日は
普段静かな松尾観音は大賑わい
ついでに今日は風も荒れてさらに大賑わい(?)

門前には大漁旗がうねってました

おいおい大漁旗は?

(幟?えっ,大漁旗の写真は?)


屋台も並んで大賑わい

いい匂い〜


ほっほ〜日本最古の厄除観音ですか

日本最古!


寺の縁起によると創建は戦国末期
ご本尊は木造十一面観世音菩薩
秘仏だとか…

本堂です

正式名称は 『龍池山松尾観音寺』

龍池山松尾観音寺


属する本山もなければ末寺もなく
どこの既成宗派も属さなければ
檀家もいないという
ないない尽くしの特殊なお寺

山号の 『龍池山』 は
応永十年 (1403年) 5月にお堂が燃えたとき
お堂裏の二ッ池のそれぞれから
二体の龍神が出現し本尊を護ったことに由来するとか

伝説では二ッ池のそれぞれに
雄龍と雌龍が住んでいたそうな

応永十年の火災では
雄龍は炎の中,自らの体で観音様を巻き付け
雌龍は何度も何度も池の水を炎に吹きかけ消火し
観音様をお護りしたとか

二つ池,伊勢女子高校の前の池ですね

二ッ池


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さてさて…

本堂では厄除け祈願の真っ最中
木魚じゃなくて太鼓を叩きながら
般若心経を唱えておりました

太鼓です

(密教系は太鼓でお経唱えていたような…)

(松尾観音,密教系?)




なになに?本堂裏では餅まきが始まるらしいとな?

行ってみると
今年厄年を迎えるらしい人たちが
餅投げていました

餅まき!

写真撮りながら
餅を…!と思っていると…


一つ見事に 命中


で餅は 隣の人に 拾われて…


収穫ゼロ


餅まき,油断禁物です

ちぇっ,餅拾えなかったや…
と餅まき会場を後にすると
目の前には二軒茶屋餅の売店…

二軒茶屋餅!

…ええタイミング,ちゅうか
なんちゅうか・・・




厄落祭を見にいて
餅に当たって帰ってきました…


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松尾の観音さん
<松尾観音寺付近の地図(クリックで別ウインドウ開)>
posted by 浜参宮観察隊 at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 伊勢の話題> 伊勢歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月21日

音無山おまけ・その2

先日 『十景』 でお伝えした音無山…
http://hamasanguu.seesaa.net/article/34039536.html

ちょっとおまけその2

…です


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音無山上空から

毎度の地図、航空写真です
興玉神社上空です

でも,毎度のようには…

動きませぬ

m( _ 浜 _ )m


さて、二見から鳥羽へ向かうとトンネルを通ります
そのトンネル、旧トンネルと今の国道のトンネルがありますな


トンネルができるまで道は
音無山を越えて鳥羽へ行ってたとか


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興玉さん前から音無山を見ると…
山に切り込みがあります

切り込み…

興玉さんから眺めると音無山に電柱が立っています

電柱…

(ちょっと見にくいですが…)

そう思って最初の航空写真を見てみると…

山になにか筋がついてます
もう一度です

もいっかい!

ちょっと書き込みしてみます

こんな感じ

ラインのところに筋が認められるんですわ
上の航空写真と比較してみてくだされ

(よかったら,クリックして拡大で)

(クリック&拡大,のみです)

(いつもの動く地図は…)

(いろいろ事情がありまして…)



この道、現在もありました!
なんとかアプローチしてみました!
思った以上にきれいに残ってます

旧道…

ここから真下に興玉神社が眺められます

興玉神社上から

夫婦岩も…

この風景、なんだか見たことがあるぞ

…江戸期の参宮名所図会に載ってる夫婦岩の図

参宮名所図会

この風景だったんですね

なるほどぉ〜

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遊歩道から尾根伝いに道なきところを
旧道目指してえっちらおっちらアプローチ

でも、旧道を歩いていくと…

旧二見トンネル鳥羽側入り口の北側(右側)
にひょっこり出てきましたわ

なんだ、簡単にアプローチできるんじゃん

といっても、無理やり登るかっこうになりますが…
posted by 浜参宮観察隊 at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 二見の話題> ほっほ〜、な小ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

音無山おまけ・その1

先日 『十景』 でお伝えした音無山…
http://hamasanguu.seesaa.net/article/34039536.html

ちょっとおまけ

…です


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ロープウエイ!

もひとつロープウエイ!

ロープウエイ!

遊園地!

遊園地!

まぁ,だーーいぶ前にお伝えした,音無山山上遊園地

だーーいぶ前↓
http://hamasanguu.seesaa.net/article/28370175.html

その痕跡でも…
と今回十景紹介にあたり
遊歩道を外れて見ました
@チビの頃のカンを頼りに…

チビの頃,なんか広場や建物跡があったような…

山上のロープウエイ駅跡から
南斜面へごぞごそと木々の間へ入っちゃいます

確かこの辺に広場があったはず
というあたり
なんとなく,木々が開けて…

木々が開けて…

う〜ん,ここなのかなぁ?
山上の広場で遊んでたのはもう25年以上も前の話
それから木が成長したとして…

う〜ん,ここかなぁ?

とあたりをごそごそ…

むむっ?
これは…?

むむっ?

茶碗に…,サザエ?

サザエ?

うん,サザエだ
しかもかなりの量…

最近ここでサザエを多量に食べた人!

貝殻の,感じが

そんなに新しくない…

自然風化というか…

山上遊園地には食堂があったそうな
上のパンフレットによると
ロープウエイの駅左(東)

…だいたい今サザエがある辺り

これ,山上遊園地の食堂の残骸?
茶碗も食堂の?

(茶碗,60年以上形が雨ざらしで形が残っているのが…)

(アヤシいけど…)

(よくよく見ると…)

DSC06933.JPG

(細かな所の作りに…)

(…今の磁器ではないような)

(ちょっと荒い所が…)




(鑑定お待ちしております)

posted by 浜参宮観察隊 at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 二見の話題> ほっほ〜、な小ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月18日

二見十景・九/音無山

二見十景目次

一、夫婦岩 ・ 弐、五十鈴川 ・ 参、御塩殿 ・ 四、潜島 ・ 五、高城濱
六、濱荻 ・ 七、西行庵 ・ 八、太江寺 ・ 九、音無山 ・ 十、清渚


●『二見十景ってなんじゃ?』…はこちら↓
http://hamasanguu.seesaa.net/category/2091208-1.html


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音無山

標高約120メートル
尾張平野との境界,木曽三川(揖斐・長良・木曽川)
から始まる伊勢平野が海へと収束する山

いわば伊勢平野の端
ここから地形は志摩半島独特の
リアス式海岸へと変化します

音無山が海へ落ちるその先端を立石岬といい
夫婦岩がまさにその場所にあります

古くは源義経の重鎮
伊勢三郎義盛の館があったとか
(館跡といわれる石垣が残っているらしいんですが)
(すいません,調査不足です)

そのため地元では音無山のことを 『三郎山』 とも呼びます

写真は朝熊山から見た風景

朝熊山より

向かって右側の山が音無山
左は 『七/西行庵』 でお伝えした,五峰山
取り囲むように五十鈴川が流れていますね

(って…、囲んどるよ〜には見えんなぁ…)

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さて,そんな音無山
15年ほど前から整備され
立派な遊歩道が出来ています

昔から山内を縦横に道がありましたが
それを整備し,歩きやすくなっています
ここがちょっとした散歩にはもってこいです

さて今回はその中で一番メジャーで
距離があり,音無山を堪能できるコースをご紹介

入り口は二見総合支所から
鳥羽方面へ200メートルほど行った所
山際に赤いアスファルトの
比較的広い道があるのですぐ分かります

遊歩道入り口

これをテクテク登ります
途中には雨後のみ現れる小さな小さな滝も…

小さな滝

200メートルほど進み
国道の二見トンネル上辺りに来ると東屋が!

東屋が!

遊歩道本道は東屋方面へ真っ直ぐ行きますが
ちょっと寄り道…
アスファルト道そのまま右へ
少し登ると大きな石垣が現れます

石垣!

ここ,昭和50年くらいまで
ホテルが建ってました
その跡地です

石垣の上に登ると景色がいいんです
眼前の海はともかく…

日本鋼管のクレーン

この日は津の日本鋼管がよく見えてました
写真をプチッとクリック,拡大してくだされ
真ん中やや左の赤白の構造物がクレーン
真ん中右の街は津の街です

…さて,東屋へ戻りましょう

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つり橋

こじゃれたつり橋を渡り…

そうそう,ここら辺の木
すべてサクラです
シーズンになると,そりゃ見事です!

『桜の下には死体が埋まってる!』
by 梶井基次郎…

…あまり関係ありませんな

あまり関係ありませんが
関係ないこともありません

梶井基次郎,少年期の数年を鳥羽で過ごし
旧制宇治山田中学へも通っていました

(一学年終了で大阪へ行っちゃうので,山中卒ではないです)

(かなり無理やりですなぁ…)

(すいませんです…)


…もう,話がそれました


さて,つり橋を渡ると…

345メートル!

頂上まで345メートルだそうで

(3・4・5って…)

(よーできた話で…)

(まぁそんなことはどうでもよく…)

道はつつら折れになりつつ
頂上を目指します

つづら折れ

ちょっとフハフハ息がぁ…

息がぁ…,と言ってる間に広場です!
展望台です!

展望台!

(ここはまだ山頂ではありません)

だーーいぶ前にお届けした
音成神社があります

●だーーいぶ前↓
http://hamasanguu.seesaa.net/article/26093225.html


この展望台は東が開けているので
日の出を拝むのには絶好の場所です

忘れてました

遊歩道入り口にもこんな看板が

こんな看板が…

遥拝所,ここのことです

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さて,ここ景色いいんですよ
ちょっと紹介

展望台からの景色

さぁて,細かく刻んでいきましょうか

南方面から
まず鳥羽・安楽島ホテル街

安楽島ホテル街

左端にぽつんと立ってるのは
鳥羽駅前の戸田屋さんです

続いて二見十景四・潜島の神前(こうざき)岬から飛島…
その奥は答志島

DSC06899.JPG

真ん中に見える岩礁は
潜島とは切っても切れぬ祓島
詳しくは,二見十景/四・潜島の巻をご覧あれ〜

●潜島⇒http://hamasanguu.seesaa.net/article/28638551.html


答志島に見える集落は,桃取です

んで,答志島先端から渥美半島伊良湖岬

渥美半島伊良湖岬

山の上が伊良湖ビューホテル
左端の建物ぽいのが伊良湖ガーデンホテル
(なんの説明しとるんじゃ?)


天気がよければこの方向に富士山が見えます

でこれより少し左側に南アルプス八ヶ岳が見えます

んでさらに左側に北アルプス乗鞍岳

んでんで,木曽駒ケ岳

さらに恵那山,御嶽山と

まぁ有名どころがバッチリと

まずい長くなってきた…
先を急ぎましょう

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展望台からさらに奥へと行きます
すると目の前にコンクリートの建造物が…

建造物!

これまただーーいぶ前にお届けした
二見ロープウエイの駅舎跡

●だーーいぶ前↓
http://hamasanguu.seesaa.net/article/28370175.html

そうなんです
戦前はこのあたり一帯公園だったんです!
ロープウエイで登ってくる遊園地だったんです


今回の調査(?)その痕跡らしきものを…

いろいろ 発見 いたしました!


でも,このペースだと終らなさそうです!
紹介してるととんでもなく長くなります

とっとと終らせるためにも
次回お届け,というわけで…

(音無山だけで,ネタ引っ張れるなぁ〜)

(それにしても,長いなぁ,今回…)

(しか〜し,まだまだ続きます)

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さて,ロープウエイ駅跡横に
とって付けたような東屋が…

とって付けたような東屋

この東屋が立っているところが
音無山の頂上になります


というわけでここから
遊歩道は下りになります
(多少アップダウン繰り返しますが…)


遊歩道の看板,『神社』というのを目指しましょう

目指すは神社ですよ

こんな感じの道を進みます

こんな感じ!

道端の植物でも見ましょうか

まずは,お木曳きや各種神事には欠かせない榊!

榊!

枝の先端,葉の上に
爪状の芽がついているのが特徴です

爪状の芽が特徴

続いて,葉っぱを食べると馬が酔っちゃう
(苦しむ?)
その名も馬酔木と書いてアセビ

アセビ

独特の房状の花の盛りには…
ちと早いですな

お次はマユミ

マユミ

漢字では 『真弓』 と書くそうで
弓はこの木から作ったそうです

今が盛りのツバキ

ツバキ

春ですねぇ
フキノトウ

フキノトウ

とまぁ植物を楽しんでいますと
突然目の前にまたまた
コンクリートの構造物が現れるんですわ

またまたコンクリート構造物!

これ,昭和50年過ぎまで使われてた
上水道タンク

この場所を地元は 『水道山』 なんていいます
これが現役だった頃,二見の水道事情は悪くて…
よく断水してました

さてさて,そんなこんなで
遊歩道も終わりに近づきます

さくら園,なんてのもあったり

さくら園

でも,当然サクラはまだ

梅は咲いたが桜はまだかいな♪

そして,ふもとの神社です
高松稲荷,といって
二見・茶屋地区の商売繁盛のお稲荷さんです

高松稲荷

お稲荷さんらしく
寄進の朱鳥居もいっぱい

鳥居もいっぱい

さて,これであとはすぐそばの国道へ…

二見総合支所のまん前です

遊歩道,約1.5kmの道のりです


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『二見十景・九/音無山』
(+をクリックしてもらうと拡大,−をクリックしてもらうと広域…)
(上下左右の矢印をクリックしてもらうと,それぞれ北南東西移動…)
(オレンジのマーカーの黒丸部分をクリックしてみてくだされ…)
あっ,ぜひ 『航空写真』 がつんと拡大 でお楽しみくだされ











posted by 浜参宮観察隊 at 17:13| Comment(3) | TrackBack(0) | 二見十景> 二見十景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月15日

御園・高向の御頭神事

むかーし 村で疫病が流行ったときに
一人の少年が獅子頭で舞をし
疫病を退散させたそうな


それが伊勢市御薗町高向(たかぶく)の御頭神事のはじまり


2月11日
朝は高向大社で舞の披露が

今日は夜の見学

太鼓の音が闇に響きます

響く太鼓!


よく冷える夜ですが
かがり火と人の熱気で
汗がでるほど

あつっ!


雄雌2頭の御頭(獅子頭)が
松明の火の粉ふりそそぐ中
あばれまくってます

暴れまくり〜


この松明
近寄りすぎに注意です
焦げます(焦げました*ダウンに穴5つ)

焦げます!


勇ましいでしょ
この獅子頭40キロもあるんです
交代でみんなで高々と打ち振るのです

獅子頭40きろ!


松明が明るい
幻想的な冬の日の夜です…
posted by 浜参宮観察隊 at 23:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 伊勢の話題> 伊勢歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高城神社 例祭

2月の第2日曜は
今一色の氏神様
高城神社大祭です

高城神社大祭


春秋の大祭のほか
お正月と節分は
お祭りでにぎやかです

賑やかに…


福引きにビンゴゲーム!
たのしそう

ビンゴです!ビンゴ!


高城神社には
学問の神さま・菅原道真のほかにも
水神(水を主宰する神)と秋葉の神(火を主宰する神)
が祀られています

お祀りしてある神様は…


今一色、漁業の町だから水神はともかく
火の神様とは…


実は今一色地区
古くから伊勢鎌と呼ばれる鎌を作る
鍛冶屋さんが多くいました


(今はほとんど風前のともし火…,だそうです)


(いや、作っているところあるのか?)


(今一色の伊勢鎌…)



一度二見町内の総氏神の
二見神社へ合祀されたけど
昭和29年に分離復帰したのです


今一色が生んだ日本画家・
中村左洲翁を顕彰する筆塚も

中村左洲翁顕彰、筆塚


今一色人の歴史と誇りが
ここにあります


高城神社は,ココ!

十景番外編

2月11日(日)


二見十景めぐりと二見の食(郷中施料理)を味わう
アイランド二見サイクリングツアー



なる催し物がありました


二見十景を扱う管理人としては


…行かねば


(アイランド二見…)


(そっか,二見は五十鈴川に挟まれて…)


(アイランド,なんだ)


(ふ〜ん)


(それよりなにより)


(サイクリングより二見の食のほうが…)


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朝10時,おひなさまめぐりで賑わう賓日館でミーティング

ミーティング


そしてまずはすぐ近所の十景その壱,夫婦岩へ

解説中


案内人の解説を聞きます


ふむふむ


そしてそのまま海岸堤防を通り,十景その参御塩殿へ
あっ,海岸堤防が『十景その十,清渚』ですわ


御塩殿前では
二見町荘奉曳団が
お木曳き奉曳車の試し曳き中

試し曳き中


そっか,この5月だもんな,お木曳き
久しぶりで…


…忘れてたや
(おいっ!)


そのまま荘地区,西地区,今一色地区を抜け
十景その五高城浜へ


途中,二見神領復帰の功労者
花房志摩守供養碑に立ち寄り


(花房志摩守,近いうちにここで取り上げます)


雲は出てるけど
空気が澄んでて,鳥羽の離島がキレイ

離島がキレイ


この後,高城浜から
十景その弐の五十鈴川沿いに
御塩浜や神宮御園を見て
(…むふふ,神宮御園もまだ取り上げてないな)
十景その七西行庵へ行く予定


でも,高城浜の直後に管理人,戦線離脱…


タイヤが パンク して…


自転車押して歩いて
昼食の郷中施料理の待つ
茶屋旅館街の食堂多市屋へ…


(茶屋区まで一番遠い地点で)


(パンクだもんな〜)


(まいったや)


でも,自転車隊より
歩きのほうが早く帰還


ご近所でなじみの多市屋さんで
いろいろ手伝わされて
ゆっくりくつろがせてもらって
皆さんを待ちます


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さて,お待ちかねの『郷中施料理』 ですわ
その前に,郷中施(ごじゅうせい)とはなんぞや?

江村は寛政四年(1792年)五月十五日に大風水害に襲われて,死傷者,家屋の損壊等が多きかった。大江寺住職尊実和尚は,今後は災害から逃れるため竜神を勧請し,江川河口にまつったが,現在は興玉神社の江側からの参道山裾に移転されてる(今の興玉神社・竜宮社ですわ)

毎度の二見町史より引用
江地区はこの風水害で
大きなダメージを受け
残った住民がお互いを助け
この災害を乗り切った,といわれてます


だから郷中施,『郷中に施す』わけです
このとき施される料理が,郷中施料理
というわですわ

旧暦五月十五日には災害への村人の祈念が竜神祭ならびに郷中施となり,村では,組ごとに炊番の世話で昼飯をともにし,日待ち(休日)してその日を偲ぶことにした。竜神への神膳と会食の調理には,マツナ(待つな),ミルナ(見るな)などが出されることになっていて,防災的な教訓がもたらされている。

今でも管理人のご近所さんは
郷中施,といって寄り集まり
会食します


(もっとも,去年は若柳で 松阪牛網焼き 食ってたけど…)


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で,ウワサの郷中施料理
こんな感じ↓

郷中施料理


マツナ,ミルナは海草で
今の季節にはないので
替わりにミルガイの刺身です


そのほか,キュウリ(急に…,津波が!てことでしょう)
やナス(避難をきちんとナス?)という食材は外せないそうで


まぁ語呂あわせで教訓とする
郷中施料理ですわ


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ごちそうさま〜の後は…


十景その九音無山見て
その六浜荻見て
その八太江寺石段の下から仰ぎ見て
その四潜島を遠望して…


帰ってきました


全争覇距離27キロ


(あっ,途中歩いてるや…)

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(なんか)


(昼食後のレポートが…)


(めっちゃ手抜き…)


(はいな!メインは…)


(郷中施料理ですからぁ)


posted by 浜参宮観察隊 at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 二見十景> 番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月12日

二見十景・八/太江寺

二見十景目次

一、夫婦岩 ・ 弐、五十鈴川 ・ 参、御塩殿 ・ 四、潜島 ・ 五、高城濱
六、濱荻 ・ 七、西行庵 ・ 八、太江寺 ・ 九、音無山 ・ 十、清渚


●『二見十景ってなんじゃ?』…はこちら↓
http://hamasanguu.seesaa.net/category/2091208-1.html


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潮音山 太江寺 真言宗醍醐派
本尊 千手観音菩薩像


太江寺の開創は貞観十六年(874年)といわれ
延喜七年(907年)醍醐天皇の勅願寺と
なってるそうです
勅願寺(ちょくがんじ)とは、時の天皇・上皇の発願により、国家鎮護・皇室繁栄などを祈願して創建された祈願寺のこと(wikipediaより)

平安初期の真言宗僧侶,聖宝の開創といわれますが
行基の開創,との説もあります


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江地区の中ほど
江コミュニティーセンター少し南に
山へ登っていく石段があります


その石段の先に太江寺,朱塗りの山門が見えてます

太江寺山門


山門額には太江寺の山号、『潮音山』の文字

山門額!


この山門昨年11月に
享保16年(1731年)以来の大改修を終え
キレイによみがえりました


そのときの様子は
『太江寺仁王門修復法要…』の巻でお伝えしましたです↓
http://hamasanguu.seesaa.net/article/27820811.html


山門落慶法要の一枚…

落慶法要中


山門は通称仁王門
開口の阿形(あぎょう)像と
口を結んだ吽形(うんぎょう)像の
立派な仁王さんが左右におわします


こちらは阿形像

仁王さん

まさに阿吽の呼吸…


さて,そんな真新しい山門を抜けると
目の前には六地蔵

六地蔵


仏教では六道輪廻として
生命は六つの世界のいずれかに生まれ変わる…
とされており
それぞれの世界で人々を
救ってくれるとされる六地蔵…、です
六つの世界、六道(りくどう、ろくどう)は、仏教用語で、この世に生を受けた迷いのある生命は死後、生前の罪により、地獄道(じごくどう)、餓鬼道(がきどう)、畜生道(ちくしょうどう)、修羅道(しゅらどう)、人間道(にんげんどう)、天道(てんどう、天上道、天界道とも)のいずれかに転生し、これら六道で生死を繰り返す(六道輪廻)と言われている。(wikipediaより)

六地蔵の奥には庚申さん

庚申さん


さて、石段は右へと登っていきます
上り詰めるとそこに本堂

本堂です


参詣の方もちらほら…

参詣の方も…


本堂の鐘の上には
『伊勢巡礼第一番札所』御詠歌の額もあります

御詠歌


太江寺、伊勢巡礼の一番札所です


この本堂の中には
ご本尊の千手観音が安置されています
国の重要文化財、鎌倉期の作

ご本尊


太江寺は江戸前期の貞享三年(1686年)
落雷のため全焼しています


(この本尊はそのとき運び出され無事でした)


古い古いお寺だけど
あまり古いものが現存しない太江寺
このときに焼失しているんだとか


さて、その本尊ですが…
重要文化財と国宝の区別ができた
文化財保護法施行(1950年)以前は
国宝扱いだったそうで…


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おみくじもいっぱい結ばれて…

おみくじ


絵馬は大日如来
さすが真言宗のお寺、大日如来は重要仏…
と思ってよく見ると


『未申年生まれの御守本尊』とありますな


(まぁ細かな所は…)


(突っ込まない…)


(…と)


本堂東脇には『宝経塔』

宝経塔


この下にのお経が書かれた
たくさんの石や経筒があるそうな
江戸期のものとか


「まぁ、タイムカプセルみたいなもんです」
とは,たまたまいらした御住職のお話


そして、本堂西脇には『興玉社』
興玉神社が明治期に今の夫婦岩の所に創設されるまで
ここが興玉の社でした


(興玉さんは引越ししてるのです)


詳しくは、これも以前お伝えした
『太江寺・興玉社』の巻で…
http://hamasanguu.seesaa.net/article/27823248.html


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最近太江寺はペットのお寺として有名です
裏手にはそれぞれのかわいがっていた
ペット君達のお墓があります


墓標にはそれぞれのペットの名前が彫られていて
ちょっと興味深いです、はい


さて、そんな太江寺の入り口
コミュニティーセンターから道を南へ下った
その曲がり角には『十王堂』の看板が…

ぜひ中を覗いてください

十王堂


そこには死後の世界で
極楽へ行くか地獄へ落ちるかを裁く
十人の裁判官(親分は閻魔大王)の像が
色彩も鮮やかに残っています


よく見ると死者の生前の姿を映す鏡や
魂の善悪を重さで計る天秤まであります
江戸初期の作とされてます


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『二見十景・八/太江寺』
(+をクリックしてもらうと拡大,−をクリックしてもらうと広域…)
(上下左右の矢印をクリックしてもらうと,それぞれ北南東西移動…)
(オレンジのマーカーの黒丸部分をクリックしてみてくだされ…)


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2007年02月08日

内宮の奥には…

伊勢神宮・内宮前って駐車場で,道は終るんだ
…と結構な方が思われてます


実際, 『終点』と書かれた国道23号線の看板もあります


(しまった,この看板の写真わすれたぁ)


(終点,とかかれている国道看板,多分珍しいんじゃないかなぁ)


しか〜し,実際細いですが道は続きます


この奥には『高麗広(こうらいびろ)』
なんて地名の桃源郷のような風景の小さな村もあります


(…いやいや桃源郷はオーバーか?)


それはそれでまた次回…


(たんなるネタふり?)


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さて,内宮の駐車場を突っ切り
道の奥へ行きます


(道,細くてクネクネしてますが…)


数百メートルほど走ると工作場のような建物脇に
下へ下っていく細い道…

細い道…


道をテクテク,よくみると…

DSC06619.JPG


石碑立ってる…

とび石?


『とび石』?


同級生に石飛君っていましたけど,とび石?
なんだろ?行ってみましょう


すぐに五十鈴川に出ます
うむ?堰のような構造物…

五十鈴川…


そのすぐ右手上流には…

上流には…


おぉ,五十鈴川を横切る石の列


これをぴょんぴょん渡れば対岸に…


まさに 『とび石』!


とび石から眺めれば…

とび石から眺めれば…


う〜ん,下流の州あたりで
おべんと食べたら気持ちいいだろな
(ビール必携)


というわけで,下の州へ


おぉ…


う〜ん,いいんじゃないっすか?この感じ!

DSC06637.JPG


バーベキューか?宴会か?


…でもどうなんだろ


数百メートル下流は宇治橋


こんな所で騒いでいたら…


おこられるかな?間違いなく


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これ,う〜ん,古くからあるんだろうか?


一番原始的な渡岸方法,ですよね


入り口の石碑も古そうだし…


その辺も,気になりまくりな『とび石』


(石飛君は…)


(もういいですな)


(…失礼)

posted by 浜参宮観察隊 at 13:49| Comment(4) | TrackBack(0) | 伊勢の話題> おぉ〜、な小ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする